歴史的大敗を喫したロッキーズ

　米大リーグのエンゼルスは24日（日本時間25日）、敵地ロッキーズ戦でともに球団新記録となる28安打25得点で25-1で歴史的大勝。「2番・DH」で出場した大谷翔平投手らに7打席回り、スコアボードには信じられない数字が並んだ。対照的に歴史的大敗となったナ・リーグ最下位のロッキーズは試合中に大号泣してしまう少女が地元中継局に発見され、アナウンサーも「全ロッキーズファンが彼女と同じです」と同情した。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　8回表を終了し、スコアボードに表示された得点は「0-25」。ファンも悲しみを覚えてしまうのも無理はない。8回に1点を返し、迎えた敗戦目前の9回2死、米コロラド州地元局「スポーツネット・ロッキーマウンテン」は客席にいた一人の少女を映し出した。

　父親らしき男性に抱かれたブロンドヘアの少女は目いっぱいに涙を浮かべ、泣いている。実況席は「彼女はスコアに不満のようです」と伝え、「全ロッキーズファンが彼女と同じです」と沈痛なトーン。「あなたの痛みは私も感じますよ」と同情した。試合後は本塁打で唯一の得点を記録したドイルもブーイングを受けたことについて「かなり醜い試合だった。ブーイングがきっと相応しいだろうね」と受け入れた大敗となった。

　ナ・リーグ最下位ながら大勢のファンが詰めかけているクアーズフィールド。子どもたちを笑顔にする戦いをファンも望んでいる。