ヌートバーに米誌「トレードの可能性」 背景に投手陣「カージナルスは彼を気に入っているが…」
米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手は21日(日本時間22日)の敵地ナショナルズ戦に「3番・左翼」で先発出場。初回の第1打席で中堅に二塁打を放ち、腰の打撲から復帰後8打席目で初安打を記録すると、7回の第3打席でも右前打を放ち4打数2安打だった。試合には0-3で敗れたものの、ヌートバー自身はきっかけをつかむ一戦となったが、トレードの可能性が浮上していると米メディアが報じている。
米誌がトレード要員の1人に浮上と指摘
米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手は21日(日本時間22日)の敵地ナショナルズ戦に「3番・左翼」で先発出場。初回の第1打席で中堅に二塁打を放ち、腰の打撲から復帰後8打席目で初安打を記録すると、7回の第3打席でも右前打を放ち4打数2安打だった。試合には0-3で敗れたものの、ヌートバー自身はきっかけをつかむ一戦となったが、トレードの可能性が浮上していると米メディアが報じている。
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、国外出身選手として初の日本代表入りを果たし、3大会ぶり3度目の世界一に貢献したヌートバー。明るいキャラクターで日本ファンにも愛され、カージナルスでも今季開幕から先発起用された。5月29日のロイヤルズ戦で腰を痛めて翌30日から負傷者リスト入り。6月19日に復帰し、ここまでの成績は打率.262、4本塁打、21打点となっている。
そうしたなか、米メディアでトレードの可能性について言及。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」のカージナルス専門メディア「インサイド・カージナルス」は、「MLBインサイダーがカージナルスファンのお気に入り2選手のトレードの可能性を示唆」との見出しで報道。「ジ・アスレチックのジム・ボーデンによると、トレード期限前に他の球団でプレーすることになる可能性のある選手はトミー・エドマンとラーズ・ヌートバーだ」と、ヌートバーの名前を挙げた。
記事内では「エドマンの、中央の重要なポジションでの平均以上の守備力により、引っ張りだこだ。彼の契約は2025年まで残っており、カージナルスは投手陣を改善するために重要なポジションの選手を犠牲にしなければいけない」とボーデン氏が語った言葉を伝えており、投手獲得のためにトレードが実行される可能性を指摘している。
そしてヌートバーについては、「カージナルスはヌートバーの精神面、打球速度、塁上での技術を気に入っているが、投手陣の向上のために彼を動かすことは止められないだろう。2027年まで契約は残っている」と評価が高いものの、投手力を高めるためにトレード候補に上がっていると伝えた。
カージナルスは75試合終了時点で31勝44敗。勝率.413でナ・リーグ中地区の最下位に低迷している。
(THE ANSWER編集部)