「フルトンは食い物にされるだろう」 井上尚弥、強敵も顔を歪めた強烈左ボディーに海外再脚光
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)と7月25日に東京・有明アリーナで対戦する。決戦ムードが高まる中、ちょうど2年前に井上が相手を悶絶させた一戦を米興行大手が回顧。映像を公開すると、海外ファンから「ただただアメージング」「ただ物じゃない」といった反響が寄せられている。
井上は7月にフルトン戦
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)と7月25日に東京・有明アリーナで対戦する。決戦ムードが高まる中、ちょうど2年前に井上が相手を悶絶させた一戦を米興行大手が回顧。映像を公開すると、海外ファンから「ただただアメージング」「ただ物じゃない」といった反響が寄せられている。
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喰らった相手はひとたまりもない。マイケル・ダスマリナスを相手にした一戦。3回だった。井上が残り40秒頃に左ボディーを打ち込んだ。ダスマリナスはその場に転がりダウン。被弾した脇腹付近を押さえ、苦悶の表情を浮かべた。何とか立ち上がったが、再開直後に井上はまたも強烈な左ボディー。崩れ落ちた相手を見て、レフェリーはすぐに試合を止めた。
悶絶するダスマリナスとは対照的に、顔面にほとんど傷を負わなかった井上は涼しい顔で3回TKO勝ちのゴングを聞いた。2021年6月19日(日本時間20日)に米ラスベガスで行われたWBAスーパー&IBF世界バンタム級タイトル戦。実際の映像を公開した米興行大手・トップランク社公式ツイッターは「2021年のこの日、ナオヤ・イノウエがマイケル・ダスマリナスを粉砕した」との文面を記した。
海外ファンからは「イノウエはただ者じゃない」「この世代最高のボクサーの1人」「彼はただただアメージングだ」「フルトンは食い物にされるだろう」「これが俺の待っていた戦いだ」「イノウエはフルトンを粉砕する」「ザ・モンスター」といった声が寄せられた。
この一戦で井上はWBAは5度目(正規王座を含む)、IBFは3度目の防衛に成功。その後、アラン・ディパエン、ノニト・ドネア、ポール・バトラーを立て続けに倒してバンタム級4団体王座を統一。今年1月にスーパーバンタム級転向を表明し、7月25日に階級変更後の初戦となるフルトン戦に臨む。
(THE ANSWER編集部)