2位岩井明愛、女王・山下も仰天させた“片手チップイン”を回顧「確率的にどっちが高いか…」
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス最終日が18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6621ヤード、パー72)で行われた。ツアー史上初めて姉妹での最終日最終組となった双子の岩井明愛、千怜(ともにHonda)はそれぞれ通算14アンダーの2位、12アンダーの3位だった。明愛は8番パー4で、片手でのチップインバーディーの妙技を披露。父の日の優勝は逃したが、観客を沸かせた。優勝は17アンダーの山下美夢有(加賀電子)。
ニチレイレディス最終日
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス最終日が18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6621ヤード、パー72)で行われた。ツアー史上初めて姉妹での最終日最終組となった双子の岩井明愛、千怜(ともにHonda)はそれぞれ通算14アンダーの2位、12アンダーの3位だった。明愛は8番パー4で、片手でのチップインバーディーの妙技を披露。父の日の優勝は逃したが、観客を沸かせた。優勝は17アンダーの山下美夢有(加賀電子)。
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首位・山下に4打差の2位で出た姉の明愛が、驚きのプレーを披露した。8番パー4、ラフからの第2打は、グリーン横にあるバンカーの縁に。自身も後ろのバンカーに落ちてしまいそうなスタンスを取れない場所。しかし、ラフからの第3打は右手一本でクラブを握った。そっと打ち出したボールはカップイン。大勢のギャラリーをどっと沸かせ、バンザイしながら喜んだ。
一時2打差に迫った一打。「パッと思いついたのが、バンカーに足を入れてクラブを短く持って打つか、片手打ち。確率的にどっちが高いか考えたら、片手の方が打ちやすかった」と振り返った。同じ組で見ていた山下も「あれはホンマに凄かったですね」と仰天。満面の笑みを見せていた妹・千怜も「リスクあるんじゃ……と思った。上手く出るのかなと思ったが、綺麗に打っていたので『魅せるな』と思った」と驚いていた。
5月のRKB×三井松島レディスでは、同じ3人でのプレーオフが行われ、千怜が優勝。今回は山下に追いつくことはできなかった。年間女王の強さに、岩井ツインズは「隙が無い」と声を揃えた。千怜は「どうしたら勝てるんだろうというくらい。どのショットも寄る感じがする」と称え、明愛も「10アンダーくらい出さないと勝てない試合。それほど美夢有さんは凄い選手だと思う」と話した。
それでも2人の夢だった、姉妹での最終日最終組を父の日に達成した。「優勝して父に最高のプレゼントを届けたいと思ったけれど、来年でも良いので優勝をプレゼントしたい」と千怜。明愛も「父の日ですし、2人で最終日最終組を実現できて、一つの夢がかなった。嬉しいですし、一日通して楽しかった」と充実感を漂わせた。
(THE ANSWER編集部)