女王・山下美夢有が-14首位堅持 涙のPOで激闘した岩井姉妹と最終組も「2度目なので普段通り」
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス第2日が17日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6621ヤード、パー72)で行われた。1打差の首位で出た山下美夢有(加賀電子)が7バーディー、ボギーなしの65で回り、通算14アンダーで首位を守った。最終日は4打差2位の岩井明愛、6打差3位の岩井千怜(ともにHonda)の双子姉妹と同組。千怜が優勝した5月のRKB×三井松島レディスで、プレーオフ(PO)を戦った3人による再びのV争いとなるが「今回は2度目なので、普段通り」と平常心を貫く。
国内ツアー・ニチレイレディス2日目
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス第2日が17日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6621ヤード、パー72)で行われた。1打差の首位で出た山下美夢有(加賀電子)が7バーディー、ボギーなしの65で回り、通算14アンダーで首位を守った。最終日は4打差2位の岩井明愛、6打差3位の岩井千怜(ともにHonda)の双子姉妹と同組。千怜が優勝した5月のRKB×三井松島レディスで、プレーオフ(PO)を戦った3人による再びのV争いとなるが「今回は2度目なので、普段通り」と平常心を貫く。
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安定感抜群だ。アウトスタートのこの日。7番パー5でピン奥7メートルのバーディーパットを沈めるなど前半で2つ伸ばすと、後半は11番パー3から3連続バーディー。4打差をつける独走で、今季4勝目、通算10勝目に大きく近づいた。2日間でボギーを打ったのは初日の1度だけ。「ショットが後半は安定して、ラウンドできた」と振り返った。
最終日は、史上初の姉妹で最終日最終組となった岩井ツインズと回る。この日は58位から出た姉・明愛がボギーなしの10バーディーで、2019年田中瑞希の大会コースレコード63を更新。妹・千怜もツアー4勝目をマークした先週の宮里藍サントリーレディスの勢いを失っていない。
ジュニア時代から切磋琢磨してきた岩井姉妹について、山下は「勢いのある選手だと思うので、私自身もしっかりついて行けるように頑張りたい」と話した。5月のRKB×三井松島レディスでは、3人でのPOが行われ、姉妹は“直ドラ合戦”を展開。激闘を千怜が優勝し、山下は試合後の取材で涙も見せた。
再び3人で優勝を争う展開だが、山下は「POの時の方が、姉妹と一緒にやるのは不思議な感じだなって思いました。今回は2度目なので、普段通りかなと」と特別意識はしていない。「戦い方は変わらない。緊張感を集中力に変えて、いかに自分らしいプレーができるか」とキーポイントを挙げた。
(THE ANSWER編集部)