250坪の新築に豪華練習打席を購入 生涯賞金2億超の永井花奈が2位「予算オーバーは少しでは…」
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディス第2日が9日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われた。ツアー通算1勝の25歳・永井花奈(フリー)が9バーディー、1ボギーの64で回って通算9アンダー。ホールアウト時点で暫定2位に浮上した。昨年9月に250坪の土地に家を建て、シミュレーションゴルフの練習打席を設置。深夜2時まで打ち込む日もあり、好スコアに繋がった。
宮里藍サントリーレディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディス第2日が9日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われた。ツアー通算1勝の25歳・永井花奈(フリー)が9バーディー、1ボギーの64で回って通算9アンダー。ホールアウト時点で暫定2位に浮上した。昨年9月に250坪の土地に家を建て、シミュレーションゴルフの練習打席を設置。深夜2時まで打ち込む日もあり、好スコアに繋がった。
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先行投資と努力の成果が表れた。出だしの10番。永井は手前10メートルからロングパットを沈め、バーディー発進。「凄く気持ちよくいけた」。18番では残り137ヤードから8アイアンで2メートルにつけ、1つ伸ばした。「ギャラリーが多い中で決めて気持ちいい」。ファンを沸かせ、怒涛の9バーディー。優勝争いに顔を出した。
2016年7月にプロテストに合格した25歳。2017年にツアー初優勝し、昨季メルセデス・ランキング21位でシード権を保持するなど生涯獲得は2億4110万2891円を稼ぐ。両親はかつて都内でラーメン屋を営み、看板娘として手伝いをしていたこともある永井。コーチの父・利明さんから指導を受け、幼い頃から「ネットとマットがあるだけ」の自宅ガレージが練習場だった。
雨風もしのぎ、プロまで上り詰めた6畳ほどの環境が実は大きくアップデートされていた。「ちょっと豪華になりましたね。クオリティーが上がった」。コロナ禍で試合のない期間に250坪の土地を探し、昨年9月に新築が完成。シミュレーションゴルフができる1打席の練習場付きだ。プロジェクターで世界のコースを映し出せる優れもので腕を磨いている。
「高かったですね。大きな買い物でした。ケチって中途半端になるくらいなら、気が済むものを作りたかった。(予算は)ちょっとどころではないくらいオーバーしています(笑)。現役を辞めてもレッスンができることも考えている。あとは家族の欲しいものを入れました」
データを細かく測定することができるため、「気になってしまうんですよね。『明日やればいいや』とかにはならない。ハマったら大変です」と笑う。もともとツアー会場では、一人残って日が沈むまでパットを打ち込むほど練習の虫。新しく作った最高の環境で鍛錬に励んだ。「もうこんな時間だ。ヤバイ、日をまたいでる」。気づけば深夜2時になっていたことも一度や二度ではない。
「やめられなくて夜遅くまでやっちゃう。休日も休みにならないくらい。今回は機械を使って100ヤード以内のショットを調整したのがよかった」。今後は庭に芝を張り、サウナも置きたいという。
今季は開幕3戦連続で予選落ち。最高16位と出遅れているが、練習場のおかげで調子は上向いてきた。「(購入時に)後先を考えていなくて、とりあえず頑張らないといけない」と賞金を稼ぐのは必須。「今週だけじゃ足りない。今季ベスト順位で上がれるようにしたい」と笑った。投資した分を回収するためにも、好プレーを続けていく。
(THE ANSWER編集部)