37歳宮里藍のプレーに驚き 現役女王・山下美夢有「全然練習してな~いって言いながら…」
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディスが8日から4日間、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われる。昨季年間女王で前年大会を制した21歳の山下美夢有(加賀電子)は7日、プロアマ戦で最終調整。連覇のかかる大会へ意気込んだ。
宮里藍サントリーレディスが8日開幕
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディスが8日から4日間、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われる。昨季年間女王で前年大会を制した21歳の山下美夢有(加賀電子)は7日、プロアマ戦で最終調整。連覇のかかる大会へ意気込んだ。
女王・山下が順調に調整した。プロアマ戦でコースチェック。一昨年は2位、昨年は優勝と相性が良く、「コースは好きというか、いいイメージで打てている。好きなコースと思っているけど、アップダウンがあって砲台グリーンがたくさんあるので立て距離が難しくなる」と分析した。
「コンディションは悪くないけど、ショットがまだ安定感が思っている以上によくない。そこを修正しています。3日間大会でも、4日間大会でも変わらない。まずはベストを尽くしてやろうと思います」
2週前のリゾートトラストレディスで今季3勝目。ツアー史上初となる4日間大会での2週連続優勝を成し遂げた。優勝賞金2520万円を上積みし、生涯獲得賞金は最年少21歳299日で4億円突破。稲見萌寧の22歳332日を更新した。昨季は5勝で年間女王に輝き、ツアー通算9勝。今季もメルセデス・ランキングのトップを独走している。
この日は大会アンバサダーの宮里藍さんとプロアマ戦でラウンド。「私が小さい時からテレビでずっと見ていたので、プロとして一緒に回れて凄い嬉しい。最初は緊張してあまりいいショットが安定していなかったけど、藍さんはピンにしか飛んでいないので安定性が凄いなと感じた」と感激。「楽しい話をしていた。米国の食事の話とか」と笑った。
飛距離は出なくても、ショットの精度やパットを武器に戦うのは共通点だ。宮里さんの現役時代のプレーをテレビで見て育った山下は「ショットも安定感があるけど、パットはどこから打っても入るイメージ。小技が凄い上手やなと。今日も感じたけど、私は小技がまだまだやなと思いました。『全然練習してな~い』と言いながら全部ピンに行く。私はめっちゃ練習しているのに(笑)」と驚き。「飛距離も同じくらい。大会に出てほしい」と舌を巻くほどだった。
予選ラウンドは24歳の渋野日向子、アマチュアで18歳の馬場咲希(東京・代々木高3年)との同組となり、サントリーと契約する2人と回る。「素晴らしい方と回れるので、楽しんでいきたい。渋野さんは去年一緒に回って飛距離が出るし、セカンドも上手。馬場さんも飛距離が凄いと思いました。私とは全然違うプレースタイル。あんだけ飛ばしてみたいなとは思いますね(笑)。去年は優勝できたので、まずはショットの調子を戻して自分らしいプレーで頑張りたい」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)