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走り幅跳び・秦澄美鈴「ちょっと不完全燃焼な感じ」 女王の貫禄6m63、日本選手権V3も反省

8月のブダペスト世界陸上などの代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権の最終日が4日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。女子走り幅跳びでは秦澄美鈴(シバタ工業)が優勝。大会3連覇となった。

陸上・日本選手権、女子走り幅跳びで優勝した秦澄美鈴【写真:奥井隆史】
陸上・日本選手権、女子走り幅跳びで優勝した秦澄美鈴【写真:奥井隆史】

陸上・日本選手権

 8月のブダペスト世界陸上などの代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権の最終日が4日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。女子走り幅跳びでは秦澄美鈴(シバタ工業)が優勝。大会3連覇となった。

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 秦は1本目から追い風参考2.8メートルながら、6メートル60をマーク。手拍子を求めてスタートを切った2本目は6メートル58(追い風0.8メートル)を記録した。3本目はファウル。笑顔を見せながらの4本目にこの日最長の6メートル63(追い風0.6メートル)。自己ベストには届かなかったが、2位の竹内真弥に33センチ差を付け、女王の貫禄を見せた。

 大阪・八尾市出身で、身長169センチの27歳。16歳から陸上を始め、昨年の日本選手権で2年連続3度目の優勝を果たした。ワールドランキングで出場権を手にした昨年オレゴン世界陸上は、予選敗退で悔し涙。それでも、昨秋には6メートル67の自己ベストをマークした。さらに今年5月3日の静岡国際は6メートル75(追い風2.0メートル)で優勝。再び自己ベストで確かな成長を見せていた。

 レース後のテレビインタビューで秦は「良い手応えの跳躍ではなかったので、6メートル63を跳べたのは評価できるポイントではあるけれど、もっと狙っていたので、ちょっと不完全燃焼な感じがある」と反省も口にした。今夏のブタペスト世界陸上については「(出場できる)ランキング圏内なので、トレーニングして仕上げていければ」と語った。

(THE ANSWER編集部)


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