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エンゼルス戦でまさかの誤審から混乱 球審も打者も勘違い「捕手でさえそうだと思っていた」

21日(日本時間22日)に行われた米大リーグ、エンゼルス―ツインズ戦で、誤審から混乱が生じた場面があった。7回、球審がカウント間違いを犯したことで生まれたシーンをミネソタ州地元紙「スター・トリビューン」が伝えている。

ツインズのドノバン・ソラーノ【写真:Getty Images】
ツインズのドノバン・ソラーノ【写真:Getty Images】

エンゼルス戦で思わぬシーン

 21日(日本時間22日)に行われた米大リーグ、エンゼルス―ツインズ戦で、誤審から混乱が生じた場面があった。7回、球審がカウント間違いを犯したことで生まれたシーンをミネソタ州地元紙「スター・トリビューン」が伝えている。

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 1-1の同点で迎えた7回、ツインズは1死一、二塁のチャンスを作り、打席にソラーノを迎えた。カウント2-2の場面。エンゼルス投手のモロンタの投球がボールとなりフルカウント……かと思われたが、なぜかソラーノは一塁へ。球審も呼び止めず、満塁になったかと思われたが、一呼吸おいてソラーノは打席に呼び戻された。ツインズのバルデリ監督もベンチから球審に歩み寄るなど、グラウンドに混乱が生じた。

「スター・トリビューン」は「ツインズのドノバン・ソラーノは悪いカウントを基に四球になったと思った」との見出しでこのシーンについて伝えた。打席のソラーノはカウントが2-2となった時、確信が持てなかったためジェレミー・リグス球審に「(カウント)3-2だよね?」と確認したそうで、「そしたら彼は『イエス』と答えた」とコメントしている。

 記事では「あらら。モロンタの次の球は地面に当たり、ソラーノはバットを置いて一塁へゆっくり向かった」「エンゼルスのフィル・ネビン監督は、リグスに対してボールフォーじゃなくて単にボールスリーだと熱心に指摘していた」と混乱の状況を説明。結局ネビン監督の主張が正しいと判断され、カウント3-2でプレー再開となったという。

 ソラーノは「捕手(チャド・ウォラック)でさえ、彼が『ああ、3-2だ』と言うのを聞いていた。彼もそうだと思っていたんだ。僕たちは2人とも3-2としてプレーしていたんだ」と当時の状況を回顧。さらにバルデリ監督が「ボールデッドになっていなかったのなら、誰もタイムを宣告していなかったのなら、なぜ(一、二塁の走者である)ファーマーとカストロは戻らないといけないのか?」との主旨の主張をしたとも伝えられている。

 バルデリ監督は「もし私たちの選手が審判が四球を宣告したと思って進塁を試み、(エンゼルスが)ボールを内野手に投げてタッチしたら、アウトと判定するだろう。だから、もし次の塁に辿り着いたのなら、そこを確保できるべきだ。正しく執行されているか確認したかった」と抗議の内容を語っている。結局、モロンタの次の投球はボールで満塁となったが、ツインズはこの回得点を奪えず。試合は4-2でエンゼルスが勝利した。

(THE ANSWER編集部)


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