9秒台連発の100m世界王者カーリー、圧勝後に感激「日本は素晴らしい。必要な物は何でも揃う」
陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が21日、神奈川・日産スタジアムで行われ、男子100メートル決勝で自己ベスト9秒76の昨年オレゴン世界陸上男子100メートル王者フレッド・カーリー(米国)が9秒91(追い風0.4メートル)で優勝。予選で9秒88(追い風1.5メートル)の衝撃大会新を記録していたが、現役世界王者が2本を9秒台でまとめる世界規格の走りを見せつけた。
陸上のセイコーゴールデングランプリ
陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が21日、神奈川・日産スタジアムで行われ、男子100メートル決勝で自己ベスト9秒76の昨年オレゴン世界陸上男子100メートル王者フレッド・カーリー(米国)が9秒91(追い風0.4メートル)で優勝。予選で9秒88(追い風1.5メートル)の衝撃大会新を記録していたが、現役世界王者が2本を9秒台でまとめる世界規格の走りを見せつけた。
レースは他2選手に注意が与えられ、3度目の号砲でスタート。4レーンから飛び出したカーリーは中盤以降も力強く加速し、2着のロアン・ブライニング(10秒10)、3着の坂井隆一郎(10秒10)らを突き放した。
予選では9秒88の大会新記録をマークし、日産スタジアムをどよめかせていたカーリー。風も弱まり、タイム更新はならなかったものの、レース後は「1本目は計画通りにいけた。(レースは)何が起こるかわからないもの。自分の感覚に違いはないけど、2本目はフライングがあったのでその影響があった」と淡々と振り返った。
圧勝劇には「記録は水もので変わっていくものだけど、メダルはずっと続くものだから嬉しい」と喜び。日本の印象について「日本に今まで一番長く滞在しているけど、素晴らしいね。必要なものは何でも揃うし、シューズの調整とかもできる。(子ども声援は)非常にありがたい。これからも日本に何度も来ることになるだろう」と感激した。
子どもを含めたスタンドの日本人ファンから「カーリー!」「サインプリーズ!」と声援が鳴りやまず。8月のブダペスト世界陸上での連覇へ向けて、「ブダペストは楽勝だと思うよ」と冗談交じりにニヤリと笑った。
(THE ANSWER編集部)