山下美夢有、7打差圧勝Vも照れ笑いの理由「カッコよく決めたかった」 ラストの“締め”に失敗
女子ゴルフの国内ツアー・ブリヂストンレディスは21日、愛知・中京GC石野C(6573ヤード、パー71)で最終日が行われ、首位で出た昨季の年間女王・山下美夢有(加賀電子)が6バーディー、ボギーなしの65で回り、通算18アンダーでツアー通算8勝目を挙げた。2位に7打差をつけての圧勝。優勝会見では「ギャラリーが多くてびっくり。凄いパワーをもらえた」と応援に感謝した。
ブリヂストンレディスでツアー通算8勝目
女子ゴルフの国内ツアー・ブリヂストンレディスは21日、愛知・中京GC石野C(6573ヤード、パー71)で最終日が行われ、首位で出た昨季の年間女王・山下美夢有(加賀電子)が6バーディー、ボギーなしの65で回り、通算18アンダーでツアー通算8勝目を挙げた。2位に7打差をつけての圧勝。優勝会見では「ギャラリーが多くてびっくり。凄いパワーをもらえた」と応援に感謝した。
カッコいい最後の“締め”には失敗し、思わず白い歯がこぼれた。山下は最終18番、入れればバーディーのウイニングパットを外した。グリーン上で、遠めに見ても分かるスマイルを一呼吸おいて浮かべる。見守ったギャラリーが微笑ましい雰囲気で包まれた後、パーパットを決めると大きな祝福の拍手が送られた。
出だし1番パー4で6メートルのバーディーパットを沈め、4番パー3では第1打をピンそば30センチにピタリ。その後もボギーなしと抜群の安定感で、2位に7打差をつける圧勝だった。優勝会見では「やっと自分らしいプレーができた。今日はチャンスにつく回数も多かった」と喜びを語った。
前週のRKB×三井松島レディスでは岩井明愛、千怜の双子姉妹とプレーオフを戦い、優勝した千怜に惜しくも敗れた。試合後の取材対応では涙も見せていた。「悔しい思いはあったけれど、終わったことなので」。自宅に戻り、家族と話す中で次に向かえた。「あまり悪いことを考えないように。失敗したショットを次どうしていくか」。かつては苦手だった切り替えの上手さが、トップで戦う自身を支えている。
入場者5902人が集った最終日。トロフィーを受け取った優勝スピーチで、最後のシーンについては照れ笑い。「カッコよく入れたかったんですけど外してしまって……次に優勝するときは、カッコよく決めて終われるように日々頑張りたいと思います」。これでメルセデス・ランキングも首位に浮上。理想的な優勝パットを沈める日はすぐ近くかもしれない。
(THE ANSWER編集部)