田中希実、1500mでセイコーGGP優勝 東京五輪快挙の種目で4分11秒56、4月にプロ転向
陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が21日、神奈川・日産スタジアムで行われ、女子1500メートルでは3分59秒19の日本記録を持つ23歳・田中希実(New Balance)が4分11秒56で1位だった。東京五輪8位入賞の快挙を果たした種目。8月にはブダペスト世界陸上が行われる。
セイコーGGP
陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が21日、神奈川・日産スタジアムで行われ、女子1500メートルでは3分59秒19の日本記録を持つ23歳・田中希実(New Balance)が4分11秒56で優勝だった。東京五輪8位入賞の快挙を果たした種目。8月にはブダペスト世界陸上が行われる。
田中が仕掛け、勝ち切った。序盤は中団に位置する展開。徐々に前に出ると、残り2周を切ったところから先頭に近い位置まで上げた。ストレートで先頭に出ると、残り400メートルで急加速。勝負を仕掛け、あと200メートルでジョーンズ・ダニエル(米国)の猛追を受けた。猛ダッシュで振り切って優勝。勝負どころの強さを見せた。
田中は4月からNew Balance所属となり、プロ転向した。4月下旬から米国でレースを2つ転戦。標高2000メートルほどの米フラッグスタッフ、御嶽山で高地合宿を積んで今大会に臨んだ。
昨年オレゴン世界陸上は800メートル、1500メートル、5000メートルで日本人初の個人3種目に出場。今季は1500メートルと5000メートルの2種目を軸にし、2週間後に迫った日本選手権も同2種目にエントリーした。今大会前の時点で、ブダペスト世界陸上の1500メートルの参加標準記録4分03秒50は切っていなかった。
(THE ANSWER編集部)