大谷翔平のサイクル達成は「難しい状況だった」 最終打席、外野を守った敵サイクル経験者が分析
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地オリオールズ戦で投手としては3被弾しながら7回4安打5失点の力投で5勝目。打っては決勝の9号3ランを含む4安打3打点で、二塁打が出ていれば先発投手史上MLB初のサイクル安打を達成する大活躍だった。自身も3日前にサイクル安打を達成したばかりで、この試合に出場したオリオールズの中堅手セドリック・マリンズ外野手は一夜明けた16日(同17日)、「いろいろと難しい状況だったよね」と分析した。
3日前にサイクル安打を達成していたオリオールズのWBC米国代表マリンズが回顧
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地オリオールズ戦で投手としては3被弾しながら7回4安打5失点の力投で5勝目。打っては決勝の9号3ランを含む4安打3打点で、二塁打が出ていれば先発投手史上MLB初のサイクル安打を達成する大活躍だった。自身も3日前にサイクル安打を達成したばかりで、この試合に出場したオリオールズの中堅手セドリック・マリンズ外野手は一夜明けた16日(同17日)、「いろいろと難しい状況だったよね」と分析した。
9-5の9回2死一塁、二塁打を打てばサイクル安打達成となる大谷の第6打席。カウント0-2からの3球目を左前へ打ち返したが、惜しくも単打となった。16日(同17日)の試合前に取材に応じたマリンズは「サイクルまで二塁打を残すのみで、2ストライクを取られていた。一塁に走者もいたし、彼が三塁に行かなければ二塁には進めないわけだから、いろいろと難しい状況だったよね」と振り返った。
12日(同13日)のパイレーツ戦でサイクル安打を達成したばかりのマリンズ。大谷のヒットを左翼手オースティン・ヘイズが難なく処理すると、敵地のファンからはブーイングが飛ぶ異例の事態となったが、勝負事である限り手は抜かない。「二塁打を奪えるなら、もちろんそうするよ。試合を楽しみながらも競争心はあるからね」と笑みをこぼした。
打席では5回に大谷から6号ソロ。「4、5点リードされていたから、勢いをつけたかったんだ。彼(大谷)にまだ我々の攻撃陣は巻き返せるところを見せたかった。上手くは行かなかったけど、それも野球。今日は新たな日だから切り替えるよ」と前を向いた。
登板翌日となる大谷は今日の試合も「3番・DH」で出場する。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)