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男子も金取る! 桃田の勢いに乗ったソノカム「女子には負けられない」

相手のクリアショットがコートを外れて勝利が決まった瞬間、園田は「よいしょー!」と叫んで体に充満していた気合いを放出した。女子には負けられない。相棒の嘉村が何度も言って来たプライドで大きなステージへ駒を進めた。

男子ダブルスの園田啓悟、嘉村健士組【写真:大会公式サイト】
男子ダブルスの園田啓悟、嘉村健士組【写真:大会公式サイト】

世界ランク1位撃破に続き、台湾ペアを破り初の決勝進出

 相手のクリアショットがコートを外れて勝利が決まった瞬間、園田は「よいしょー!」と叫んで体に充満していた気合いを放出した。女子には負けられない。相棒の嘉村が何度も言って来たプライドで大きなステージへ駒を進めた。バドミントンの世界選手権(中国、南京市)は4日、各種目の準決勝を行い、男子ダブルスの園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)は、台湾のペアを下して初の決勝進出を決めた。

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 台湾のペアは、前日の準々決勝で井上拓斗、金子祐樹(日本ユニシス)が敗れた相手。一度攻撃をさせると手がつけられない。嘉村は「高い球を上げてしまったら、相手のスマッシュを取れないということは分かっていた。なるべく、こっちが攻撃をできるように(前衛の)自分がゲームメイクをして、園田に(強打を)打たせようと思った」と得意の低空戦を徹底して、チャンスを作り出した。第1ゲームは17-17の競った場面から最後に抜け出して相手の長身選手がスマッシュを外して21-17で物にした。第2ゲームは、9-7から7連続ポイントで一気に引き離す強さを見せて21-10。ストレートで勝ち切った。

 前日の準々決勝では、世界ランク1位で第1シードのマルクス・フェルナルディ・ギデオン、ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ組(インドネシア)を破った。銅メダルだった前回大会に続くメダル獲得を確定させて、充実感はあったはずだ。

 しかし、園田は「優勝しようと2人で話して臨んでいる。昨日、ギデオン、スカムルジョに勝ったけど、気を引き締めて臨んでいる」と話し、嘉村も「昨日は世界ランク1位に勝った。でも、昨年はメダルが決まって気持ちが抜けてしまって(準決勝は)ズルズルとやられてしまったので、嬉しさを抑えて、今日は良い試合ができた」と、あくまでも金メダルが目標であることを強調した。

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