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井上尚弥に7R耐えて敗れた衝撃をマロニーが証言 「超爆発的だ」と絶賛するしかない能力とは

ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)にかつて敗れたジェイソン・マロニー(豪州)が米興行大手「トップランク」のYouTubeチャンネルで対戦を回顧。「彼のスピードとパワーは超爆発的だ」と語っている。

2020年10月、井上尚弥(右)に敗れたジェイソン・マロニー【写真:Getty Images】
2020年10月、井上尚弥(右)に敗れたジェイソン・マロニー【写真:Getty Images】

2020年にラスベガスで対戦したジェイソン・マロニー

 ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)にかつて敗れたジェイソン・マロニー(豪州)が米興行大手「トップランク」のYouTubeチャンネルで対戦を回顧。「彼のスピードとパワーは超爆発的だ」と語っている。

 2020年10月に米ラスベガスで井上と対戦し、強烈な右ストレートを浴びて7回2分59秒KO負けを喫したマロニー。双子の弟・アンドリューと出演し、井上戦について「ボクシング界で最高の選手の一人だ。とても大きなチャンス、素晴らしい機会だった。最も(対戦を)避けられる、ボクシング界最高のファイターの一人にチャレンジしたかったんだ。僕たちは対戦相手を断らない。ファンが求めている戦いを彼らに届けたい」と逃げずに戦った試合を振り返った。

 試合は完敗を喫したものの、マロニーは「全力を尽くしたが届かなかった。でもそこから多くのことを学んだよ。僕は落ち込んだりせず、ジムに直行して努力を続け、向上している。イノウエのようなファイターと戦えたことが、より良いファイターになるために本当に助けになっていると思う」と教訓を得た様子だ。

 具体的に、井上戦で技術面から一番学んだことを問われると「彼のコントロールだね」と言い切った。「距離のコントロールが信じられないぐらい素晴らしい。彼にプレスをかけたいときや、自分のレンジに入りたいときに、彼は素晴らしいフットワークでそうさせず、パンチを繰り出してくる。後ろに下がりたいときも信じられないスピードの足さばきで詰めてくる。彼のスピードとパワーは超爆発的だ」と賛辞を連発した。

 一方で「でも、彼と同じリングにいたことが場違いだったとは思わない。素晴らしい経験だった」と井上との対戦を誇ったマロニー。「達したい、辿り着きたい基準点を彼が示してくれた。僕は毎日懸命に努力を続ければ、そこに辿り着けると分かっている。彼が去って、この階級は大きく開かれているから、彼が残した全てのベルトを集めてこの階級の新しいキングになりたい」と井上が王座を返上したバンタム級でのベルト獲得に意欲を示していた。

(THE ANSWER編集部)


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