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米元・田中組、「勇気のクリア」で8強入り 圧倒的アウェーで中国ペアを撃破

バドミントンの世界選手権は2日に中国・南京市のユースオリンピック公園アリーナで第4日を行い、女子ダブルスの米元小春、田中志穂組(北都銀行)は、第12シードの中国ペアをストレート(21-18、21-19)で破ってベスト8入りを決めた。

女子ダブルスの米元小春、田中志穂組【写真:大会公式サイト】
女子ダブルスの米元小春、田中志穂組【写真:大会公式サイト】

地元・中国ペアにストレート勝ち「コートをしっかりと見ながら入れた」

 バドミントンの世界選手権は2日に中国・南京市のユースオリンピック公園アリーナで第4日を行い、女子ダブルスの米元小春、田中志穂組(北都銀行)は、第12シードの中国ペアをストレート(21-18、21-19)で破ってベスト8入りを決めた。

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 圧倒的なアウェーの雰囲気を乗り越え、ストレートで勝ってみせた。田中は「試合のビデオを見て、相手のアタック力がどれだけすごいかは分かっていたし、準備して入れた」と対策が効果的だったことを明かした。強打が持ち味の長身選手を巧みに攻略した。米元は「(長身の)于小含選手が後衛に回っても、自分たちがしっかり、後衛に振って動かしていくんだと意識していたし、相手の攻撃に入らない配球を意識していた。打って来てくれて、逆に自分たちがコートをしっかりと見ながら入れた」と話した。

 最初から最後までできたわけではない。長身で強打が持ち味の選手が後衛に回ると、コート奥へ返すクリアを高い位置から打たれる可能性がある。理想的な展開とは考えにくい。しかし、相手の強打に臆してしまえば、こちらが打つショットを限定され、あらゆるショットに対応される悪循環に陥る危険性もあるのだ。第2ゲームは16-13とリードした場面から5連続失点を食らって16-18と逆転を許した。米元は「風上にいて、球を(低い位置に)落として攻撃の展開を作ろうとし過ぎても、どんどん小さいプレーになって、相手がコートの前方に突っ込んで来る形になって、ネット前からのプレーで(前後左右に)振られてしまっていた。1回、レシーブをして、相手の後ろを使えるようになってからは、点が取れるようになった」と球が甘くなれば強打されるというリスクを負って、相手コート奥へクリアを打つ展開を選んでいた。

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