桃田賢斗、強打封印で3年ぶり1勝 注目度に海外メディアも関心「自分の力に変えたい」
出足は、好調だ。バドミントン世界選手権は31日に南京市ユースオリンピック公園アリーナで第2日を行い、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)は、1回戦でウクライナの選手をストレート(21-13、21-12)で破って2回戦へ駒を進めた。一昨年から昨年にかけては、違法賭博店利用の発覚による出場停止処分を受けており、世界選手権は3年ぶりの出場。試合後は「最初は緊張したんですけど、最後の方は自分らしく楽しみながらプレーできたので良かったなと思います」と喜んだ。
3年ぶり出場の世界選手権、ウクライナ選手をストレート撃破で初戦突破
出足は、好調だ。バドミントン世界選手権は31日に南京市ユースオリンピック公園アリーナで第2日を行い、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)は、1回戦でウクライナの選手をストレート(21-13、21-12)で破って2回戦へ駒を進めた。一昨年から昨年にかけては、違法賭博店利用の発覚による出場停止処分を受けており、世界選手権は3年ぶりの出場。試合後は「最初は緊張したんですけど、最後の方は自分らしく楽しみながらプレーできたので良かったなと思います」と喜んだ。
第2コートの3試合目に予定されていたが、2試合目の出場選手が棄権したため、1試合分繰り上がって試合が行われた。選手紹介のコールとともに歓声で迎えられて入場したが、試合中は、桃田に挑む相手に対し、健闘を後押しする拍手が送られた。第1ゲームの序盤は、自分から攻めずに守りのラリーで様子を見る展開で11-5とリード。ほとんど強打を打たずに試合を進め、21-13で押し切った。相手に返球させておいて、自身のフットワークや様々なショットにおけるシャトルコントロールを確認するような試合運びだった。
第2ゲームも相手を左右へ揺さぶり、ミスを誘う展開。肩の力を抜いたドロップやカット、得意とするネット前に落としていく球で得点を重ねた。7-5から6連続得点で引き離して余裕のある展開に持ち込み、21-12で危なげなく勝利を飾った。桃田は「序盤にリードをして、あとはシャトルのコントロールだったり、体育館の感覚だったりを確認しようと思って試合に臨みました。後ろに打つロビングやクリアは、最後の最後、紙一重の部分でインになるかアウトになるかで、すごく試合を左右すると思うので、そこの感覚はつかもうと思って試合に入りました」と強打で攻め急ぐことなく試合を進めた理由を明かした。