「笑って走れば福来たる駅伝in香川（笑福駅伝）」が4月1日に開催

　4月1日、香川・高松市の屋島レクザムフィールドで「笑って走れば福来たる駅伝in香川（笑福駅伝）」が開催された。

　今大会は、4大会連続五輪出場の元陸上中長距離選手、福士加代子さんが主宰する初の駅伝大会。小学1年生から上は81歳まで、県内外から全185チーム、1200人以上が参加。1区間1.8キロ、計8区間を競った。

「走っても歩いてもいい。元気に帰って来てください！」。福士さんの言葉と号砲で、第1走者が一斉にスタート。レースは競技場のオーロラビジョンに映るランナーたちの映像、福士さんの実況とともに、笑顔が溢れる、賑やかな雰囲気のなか進んだ。

　福士さん自身も「チーム福士」の一員として出場。カメラを装着し、ランナーに声掛けやインタビューを行いながら走った。「親子で走る姿や個性的なコスチューム姿の選手も集まって楽しかった。（走っている）皆さんに早く会いたい、次の人に会って、何かしゃべりたいという気持ちで走っていました」

　また、「チーム福士」のメンバーは土佐礼子さん、渋井陽子さんらオリンピアンのほか、福士さんの父・正幸さんの姿も。友人と家族を集めたアットホームなチーム編成で、レースを盛り上げた。

　レースの最後は、福士さんが全チームの最終ランナー、81歳の田淵良定さんに併走しながらゴール。足を止めず、走り切った最年長ランナーの姿に「まさに私の目指すところ。一緒に走れてよかった。ありがとう！」と感謝の気持ちを伝え、満面の「福士スマイル」でレースを締めくくった。