奥原希望、連覇へ「タフゲームを覚悟」 中国の会場は「広くて、風を感じない」
世界ランク落として楽ではない組み合わせ、宿敵シンドゥと8強で対戦も
競技は30日から開始。奥原は、31日に行われる2回戦から出場し、ロシア選手とカナダ選手の勝者と対戦する。ヒザの負傷による成績下降のため世界ランクを落としており、第8シード。組み合わせは、楽ではない。優勝候補筆頭の戴資穎(タイ・ツーイン=台湾)は逆のブロックだが、2回戦に勝てば、3回戦では大堀彩(トナミ運輸)との日本人対決が実現する可能性がある。さらに準々決勝で対戦するブロックには、リオ五輪の準決勝や世界選手権の決勝で熱戦を繰り広げた宿敵P.V.シンドゥ(インド)、準決勝のブロックには山口茜(再春館製薬所)が控えている。記者会見では、決勝進出の可能性が高いのではないかと質問を受けたが「私自身は、まったくそんなことを思っていない。どんなドローでも厳しい戦いになると思っています」と苦笑いで否定した。
会見後は、最後となる試合会場での練習で汗を流した。1年ぶりの大一番で躍動する姿が期待される。一戦一戦、タフに勝ち抜いた先に連覇が見えてくる。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)