日本女子OP連覇した勝みなみ、米挑戦前の逆転V射程 1打差4位に「その気しかない」
女子ゴルフの国内ツアー・明治安田生命レディスは10日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で前日に悪天候でサスペンデッドになっていた第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、勝みなみ(明治安田生命)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算8アンダーで首位と1打差の4位に浮上した。今季は米ツアー本格参戦のため、国内ツアーの出場は今大会を含めて残り2試合。ホステスプロとして臨む今大会は「その気はあるし、その気しかない」と優勝に意欲を見せた。三ヶ島かならが9アンダーで首位。
明治安田生命レディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・明治安田生命レディスは10日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で前日に悪天候でサスペンデッドになっていた第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、勝みなみ(明治安田生命)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算8アンダーで首位と1打差の4位に浮上した。今季は米ツアー本格参戦のため、国内ツアーの出場は今大会を含めて残り2試合。ホステスプロとして臨む今大会は「その気はあるし、その気しかない」と優勝に意欲を見せた。三ヶ島かならが9アンダーで首位。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
納得のラウンドだった。前半2番で幸先よくバーディーを奪った勝は、7番でも伸ばしてハーフターン。後半は11番でボギーの後は13、15番で伸ばし、17番パー3ではロングパットを沈めてバーディーを重ねた。強気に打った最終18番のバーディーパットは右に外れたものの、首位と1打差のフィニッシュに笑みがこぼれた。
優勝争いに加わってきたとはいえ「もう少し伸ばせたかなという悔しさもあった」と満足した様子はない。「ショットは昨日のほうが感覚が良かったけど、これは嫌だなというミスは出ていない。修正はできると思います」と手応えは十分ある。
昨年12月に行われた米女子ゴルフツアーの最終予選会(Qシリーズ)で5位に入り、今季の米ツアー出場権を獲得。次週まで国内ツアーに出場し、渡米する予定だ。この2日間一緒に回り、先に米ツアーで活躍する古江彩佳(富士通)からは「(米国での)家のこととか、何が必要かという話は聞いたので、参考にしたいと思います」と“情報収集”も済ませた。
アマチュア時代含め、ツアー通算8勝を誇る実力者。昨季は国内メジャー・日本女子オープンを連覇した。ホステスプロとして臨む今大会に懸ける思いも強い。「その気はありますし、その気しかない。やはり結果が一番の恩返しだと思うので」。その一方で「結果を求めすぎても、自分のプレーをして徐々に上げていくのが自分のスタイル。バーディーを重ねて波に乗るのが自分のスタイルだと思うので」と冷静なプレーを心がけている。
「優勝を何回か重ねていくと、気持ちの余裕というか、こういう風に回っていけば自分のプレーの波に乗っていけるなとか、自分のリズムがだんだん分かってきつつあります」と、ゆとりを漂わせる勝。逆転優勝を射程圏に入れた。
(THE ANSWER編集部)