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ジャンボ尾崎のたった一言で暫定首位 20歳佐久間朱莉「気づかせてくれて良かった」

女子ゴルフの国内ツアー・明治安田生命レディスが9日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で開幕し、悪天候のため競技はサスペンデッドとなった。20歳の佐久間朱莉(大東建託)が10バーディー、1ボギーの63で回り、9アンダーで暫定首位。絶不調に陥ったオフに師匠の尾崎将司から一言をもらって復調した。第2日は10日午前7時30分から再開予定となっている。

明治安田生命レディス初日に出場した佐久間朱莉【写真:Getty Images】
明治安田生命レディス初日に出場した佐久間朱莉【写真:Getty Images】

明治安田生命レディス初日

 女子ゴルフの国内ツアー・明治安田生命レディスが9日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で開幕し、悪天候のため競技はサスペンデッドとなった。20歳の佐久間朱莉(大東建託)が10バーディー、1ボギーの63で回り、9アンダーで暫定首位。絶不調に陥ったオフに師匠の尾崎将司から一言をもらって復調した。第2日は10日午前7時30分から再開予定となっている。

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 自分でも驚くしかなかった。佐久間はインスタートの前半に6バーディーを量産。後半も4つのバーディーを重ねた。8番でこの日初めてボギーとしたものの「63」は「プライベートではあったけど、トーナメントでは初めて」というビッグスコア。「自分でもびっくりするくらいのいいゴルフ。バーディパットをたくさん打つことが出来たのがすごい良かった」と頬を緩ませた。

 2018年春に尾崎が設立した「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」に入門。そこで実力を磨き、2021年のプロテストでトップ合格を果たした。ツアールーキーとして臨んだ昨季は38試合に出場。優勝こそなかったが、日本女子オープンで6位、10月の樋口久子 三菱電機レディスで自己最高の3位タイに入るなど「いい感じでシーズンを終われていた」とシーズンオフに突入していた。

 しかし、1月に入ってから絶不調モードに。自分自身でも「何で?」と悩む日々だったという。そのタイミングで師匠からある指摘を受けた。

「1月終わりにジャンボさんのところに行った時、周りの方が『縦振り過ぎない?』と言われていたら、ジャンボさんが来て「あー、確かに縦振りだな』と。私の場合、縦振りになると球がつかまらなくなって飛距離が落ちてしまう。それに気づかせてくれたので良かった」

 不調の原因が判明し、横振りのイメージでスイングを修正。「その後の合宿での取り組みが充実していた」と納得のいく練習メニューを消化できた。開幕戦のダイキンオーキッドレディスは18位タイに終わったものの、「思ったようなストロークはできていたので、今週につながっている」と手応えはつかんでいた。

 同じ尾崎に師事する西郷真央(島津製作所)が昨季5勝の大活躍。「同期も年下も優勝していたので、ちょっと悔しい思いの方が強かった」と正直な思いも口にした。「今年の目標は初優勝。ジャンボさんに『初優勝できるように頑張ってきます』と開幕前に言ったら、静かにうなずいてくれた。言葉はなかったけど、ジャンボさんらしいなと思います」。師匠に初優勝の報告をするために「今日は今日、明日は明日で切り替えていきたい」と気持ちを引き締めた。

(THE ANSWER編集部)


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