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井上尚弥が「有利と感じているが…」 フルトンと戦った元Sバンタム級2冠王者が展開予想

3月4日に米カリフォルニア州で行われるボクシングのWBC世界フェザー級暫定王座決定戦を戦うブランドン・フィゲロア(米国)が、米メディアに対戦の可能性が報じられているスティーブン・フルトン(米国)―井上尚弥(大橋)戦に言及。かつてフルトンと対戦したことがある元スーパーバンタム級2団体統一王者のフィゲロアは「イノウエが有利だと感じている」などと対戦が実現した場合の展望を語った。

井上尚弥【写真:荒川祐史】
井上尚弥【写真:荒川祐史】

フルトンと対戦経験のあるフィゲロアが噂されるフルトン―井上戦に言及

 3月4日に米カリフォルニア州で行われるボクシングのWBC世界フェザー級暫定王座決定戦を戦うブランドン・フィゲロア(米国)が、米メディアに対戦の可能性が報じられているスティーブン・フルトン(米国)―井上尚弥(大橋)戦に言及。かつてフルトンと対戦したことがある元スーパーバンタム級2団体統一王者のフィゲロアは「イノウエが有利だと感じている」などと対戦が実現した場合の展望を語った。

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 4日の同級3位マーク・マグサヨ(フィリピン)戦が控えるフィゲロア。米スポーツ専門メディア「スポーティング・ニュース」は2021年11月、WBA&WBC王者だったフィゲロアはフルラウンドの激闘でフルトンに判定負け、キャリア唯一の黒星を喫したことに触れた上で、両者がともに再戦を熱望していることを伝えた。

 その上で、フィゲロアが「フルトンとの再戦は素晴らしい戦いになるだろう。またファイト・オブ・ザ・イヤーの候補になるようなね」と対戦を待ち望むコメントも紹介した。本人によれば、再戦実現は「もう少しのところだった」という。風向きが変わったのが、バンタム級で4団体統一を達成した井上のスーパーバンタム級転向だ。フィゲロアは「イノウエが122ポンド(スーパーバンタム級)に階級を上げてきたことが間違いなく状況を変えた」と語っている。

「私は誰とだって戦う準備ができている。スティーブン・フルトンである必要はない」としながらも、フルトンへのリベンジへの想いは強い様子。「しかし、その戦い(フルトン戦)が実現するのが待ちきれないよ。私は誰からも引き下がったことはない。(フルトンに対して)何度もイエスといってきたが、イノウエが階級を上げたことが計画を変えたんだ」とし、フルトンとの対戦の可能性が伝えられている井上の影響を強調した。

 その上で、井上―フルトン戦が実現した場合の展望を語り、「本当に接戦で、いい戦いになる」と語ったフィゲロアは「イノウエが有利だと感じているが、フルトンが賢く、正しいやり方で準備すれば彼は多くのことができるだろう」と井上優位の立場を示した。

「イノウエはとても優れている。だから勝ちたいのであれば、フルトンはベストな戦いをしなければならない。イノウエが“モンスター”と呼ばれるのには理由がある。彼らのスタイルが激突するのを見るのは非常に興味深い。最初にミスしたほうが報いを受けるだろうと思う」と勝敗を分けるポイントも語っていた。

(THE ANSWER編集部)


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