MLB新ルールで珍事 1球も投げずカウント1-1から開始、米困惑「見たことあるか…」
米大リーグのオープン戦で起きた珍事が話題となっている。27日(日本時間28日)にアリゾナ州で行われたダイヤモンドバックス―カブス戦で、投手と打者がともにピッチクロックに違反し、イニング最初の打席がカウント1-1から開始された。米放送局が実際の動画を公開すると、米ファンを「異様だね」と困惑させている。
投手と打者ともに「ピッチクロック」違反
米大リーグのオープン戦で起きた珍事が話題となっている。27日(日本時間28日)にアリゾナ州で行われたダイヤモンドバックス―カブス戦で、投手と打者がともにピッチクロックに違反し、イニング最初の打席がカウント1-1から開始された。米放送局が実際の動画を公開すると、米ファンを「異様だね」と困惑させている。
0-0の3回、先頭のブレネン・デービス(カブス)の打席だ。マウンド上ではこの回登板したジョー・マンティプリー(ダイヤモンドバックス)がウォーミングアップをしていたが、ここで球審が両者にピッチクロック違反を宣告。マンティプリーが制限時間以内にウォーミングアップを終えず、さらにデービスも制限時間以内に打席で構えていなかったとして、打席が1ボール1ストライクから開始された。
MLBは今季から、試合時間短縮のためピッチクロックを導入。投手が球を受け取ってから走者なしで15秒、走者ありで20秒のタイム制限が設けられた。打者も残り8秒までに打席で構えなければならず、違反した場合、投手は1ボール、打者は1ストライクを取られる。米アリゾナ州地元局「バリー・スポーツ・アリゾナ」公式ツイッターは「今まで見たことあるか定かじゃない……」と記して注目。実際の動画を投稿した。
米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」公式ツイッターも「投手と打者が両者ともに準備できておらず、カウントが1-1からスタートした」と記して動画を公開。米ファンからは「興味深いシーズンになりそうだ」「素晴らしい」「このルールは酷いな」「異様だね」「審判が準備できてなかったらどうなるんだろう?」「これは新しいな。少なくとも公平だよね」と様々なコメントが寄せられている。
この打席はデービスが初球を打つも三飛となってアウトに。試合は9回に一挙3得点したダイヤモンドバックスが3-0で勝利した。
(THE ANSWER編集部)