ネリの描く井上尚弥戦に待った 20戦全勝男を海外評価「2人はスリリングで爆発的な戦い」
ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級王座挑戦権を持つ元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)へ対戦を求めた米選手が、英メディアの注目を浴びている。「俺とリングに上がってほしい」と語っていたのは、20戦全勝の元WBA同級暫定王者ライース・アリーム(米国)。井上尚弥(大橋)戦を臨むネリに待ったをかけ、英専門サイトは「スリリングで爆発的な戦いになる」と伝えた。
ネリに対戦呼び掛けたアリームに英注目
ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級王座挑戦権を持つ元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)へ対戦を求めた米選手が、英メディアの注目を浴びている。「俺とリングに上がってほしい」と語っていたのは、20戦全勝の元WBA同級暫定王者ライース・アリーム(米国)。井上尚弥(大橋)戦を臨むネリに待ったをかけ、英専門サイトは「スリリングで爆発的な戦いになる」と伝えた。
WBC5位のほか、WBO2位、IBF4位につけるアリーム。「俺とリングに上がってほしい」とネリに対戦を呼び掛けたことが海外メディアに報じられた。すると、英専門サイト「ブリティッシュ・ボクシング・ニュース」は「スーパーバンタム級の無敗挑戦者ライース・アリームがルイス・ネリを呼び出す」との見出しで記事を掲載。こうつづった。
「ファンと専門家は、アリームと現王者の誰かとの対決を熱心に予想している。アリームのテクニカルなスキルとネリのパワー、この試合が実現すればスリリングで爆発的なバトルになるはずで、ファンは勝者がチャンピオンと対決するのを望むだろう」
さらに「アリームはインパクトあるパフォーマンスでその名を知らしめている。彼はトップ中のトップと戦うことで、自身のキャリアをさらにレベルアップしようとしている」と高評価。「アリームとネリの試合は間違いなく世界中で必見となり、両者にとって決定的な瞬間になるはずだ」としている。
WBC2位のネリは、18日(日本時間19日)に同3位アザト・ホバニシャン(アルメニア)に11回TKO勝ち。WBC&WBO王者スティーブン・フルトン(米国)への挑戦権を獲得した。現状では、フルトン―井上戦が実施される見通し。世界王座返り咲きを狙うネリは、勝者と対戦できる状況に来た。
しかし、井上が勝った場合、もう一人の2団体統一王者であるWBAスーパー&IBF王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との4団体統一戦を狙う可能性もある。こうなると、ネリのWBC王座挑戦は先延ばしだ。そんな状況の中、待ったをかけたのがアリームだった。
(THE ANSWER編集部)