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「井上尚弥は自分にとっても魅力的な相手」 フルトンに敗れた元2団体王者も抱く興味

ボクシングの全世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、スーパーバンタム級への転向を表明。米メディアには、WBC&WBO世界同級統一王者スティーブン・フルトン(米国)との対戦の可能性が報じられている。この報道に、フルトンと対戦経験のあるブランドン・フィゲロア(米国)も反応。「イノウエは自分にとっても魅力的な相手だ」としながら、フルトンとの再戦を希望していたことを米メディアに明かしている。

2021年にスティーブン・フルトンと対戦したブランドン・フィゲロア(右)【写真:Getty Images】
2021年にスティーブン・フルトンと対戦したブランドン・フィゲロア(右)【写真:Getty Images】

フィゲロアは3月にマグサヨと対戦

 ボクシングの全世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、スーパーバンタム級への転向を表明。米メディアには、WBC&WBO世界同級統一王者スティーブン・フルトン(米国)との対戦の可能性が報じられている。この報道に、フルトンと対戦経験のあるブランドン・フィゲロア(米国)も反応。「イノウエは自分にとっても魅力的な相手だ」としながら、フルトンとの再戦を希望していたことを米メディアに明かしている。

 米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「フィゲロア『フルトンと再戦したかった、将来実現するだろう』」との見出しで記事を掲載した。記事ではフィゲロアが、米スポーツチャンネル「ショータイム」のブライアン・カスター氏にバーチャル会見で語った内容を伝えている。

「結局のところ、自分の仕事はトレーニングして試合に臨むこと。誰が相手になろうと、自分の仕事はリングに上がってスペクタクルな試合をファンに提供することだ」と語っているフィゲロアは、2021年5月に“悪童”ルイス・ネリ(メキシコ)を破り、WBA&WBC世界同級統一王者に。しかし、同年11月にWBO王者だったフルトンに判定負けし、王座陥落した。

 フィゲロアは「本当に(フルトンと)再戦したかったけど、将来実現するだろう。時間の問題だよ」といずれ再び拳を交えることを確信した様子。井上については「もちろん、イノウエは彼にとっても自分にとっても本当に、本当に魅力的な相手だ。(フルトンにとっては)自分かイノウエだった」とフィゲロアも興味を抱いているようだった。

「父親には他の誰でも準備はできていると伝えたよ」と語っているフィゲロアは、3月4日に元WBC世界フェザー級王者のマーク・マグサヨ(フィリピン)とWBC同級暫定王座決定戦を予定。2階級制覇を狙っている。仮に井上―フルトン戦が実現した場合の展望としては「彼(フルトン)とイノウエの試合は素晴らしいものになるだろう。マグサヨと自分の試合のようにね」と語っていた。

(THE ANSWER編集部)


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