井上尚弥は「皆が思っているモンスターじゃない」 懲りない悪童ネリ「倒すのは可能」
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は今年1月、スーパーバンタム級への転向を発表した。この後、WBC同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)が井上について「過大評価」などと語ったことが紹介され、海外ファンからブーイングを浴びていたが、懲りずに「彼は皆が思っているようなモンスターじゃない」などと話したようだ。世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」が報じている。
米専門誌がコメント紹介「場所が日本であろうが米国であろうが…」
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は今年1月、スーパーバンタム級への転向を発表した。この後、WBC同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)が井上について「過大評価」などと語ったことが紹介され、海外ファンからブーイングを浴びていたが、懲りずに「彼は皆が思っているようなモンスターじゃない」などと話したようだ。世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」が報じている。
WBC同級2位アザト・ホバニシャン(アルメニア)と2月18日に米カリフォルニア州ポモナで同級挑戦者決定戦を予定しているネリ。「ザ・リング」は「ネリがホバニシャンに警告『素早く、攻撃的でKOを狙っている“ヒョウ”を目にすることになる』」との見出しで記事を掲載。ネリのコメントも紹介している。
ネリは「イノウエと対戦したいと常に言ってきた。彼は皆が思っているようなモンスターじゃない。彼を倒すことは可能だ」と豪語。「場所が日本であろうが米国であろうが、彼との試合には準備万端だ。試合は実現すると確信している」とも語っている。
ネリはこれまでにも自身のツイッターで、井上への対戦要求を繰り返している。今月初旬には、米スポーツ専門局「ESPN」のスペイン語版格闘専門メディア「ESPNノックアウト」で「イノウエはパウンド・フォー・パウンド最強には足りない。過大評価のファイターだ」「俺がモンスターの仮面を剥いでやる」などと語ったと、ESPNのサルバドーレ・ロドリゲス記者がツイッターで紹介していた。
ロドリゲス記者の投稿には「幼稚な発言だ。体重をつくれず、フィゲロアに負けたばかりじゃないか」「酷すぎる発言だ。ボクシングの世界では、規律が成功を反映するのに」などとスペイン語圏のボクシングファンから辛辣なコメントが集まっていた。ただ、ネリは今回も「最高の選手と戦いたいということは今までも示してきた。我々は、WBCのスーパーバンタム級王座を奪還し、4団体を統一する」と大口を叩いているという。
ネリはWBC世界バンタム級タイトルマッチで山中慎介氏と2度対戦。ドーピング違反と体重超過を犯し、日本ボクシングコミッションからライセンスの永久停止処分を受けたため、日本では試合ができない。日本のボクシングファンの間には“悪童”のイメージもついている。
(THE ANSWER編集部)