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井上尚弥相手なら「フルトンが打ち負かす」 指導経験ある米トレーナーが確信するワケ

ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は1月にスーパーバンタム級への転向を発表。その後、米メディアからはWBC&WBO世界同級統一王者スティーブン・フルトン(米国)との対戦の可能性について報じられている。そんな中、フルトンを指導したこともある米国のトレーナーは、フルトンの勝利を確信。「カギはイライラさせること」と分析している。

スティーブン・フルトン【写真:Getty Images】
スティーブン・フルトン【写真:Getty Images】

フルトンの実力に太鼓判「負け方を知らない」

 ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は1月にスーパーバンタム級への転向を発表。その後、米メディアからはWBC&WBO世界同級統一王者スティーブン・フルトン(米国)との対戦の可能性について報じられている。そんな中、フルトンを指導したこともある米国のトレーナーは、フルトンの勝利を確信。「カギはイライラさせること」と分析している。

 軽量級屈指の好カードが実現した場合の展望を語ったのは、30勝(27KO)無敗を誇るIBF世界ウェルター級暫定王者ジャロン・エニス(米国)の父親で、トレーナーを務めるボージー・エニス氏だった。米ボクシング専門YouTube「YSMスポーツメディア」の動画に登場。「フルトンは(イノウエより)デカいし、より力強い。負け方を知らないんだ。常に勝利する方法を見つけ出す。フルトンが打ち負かすよ」と実力に太鼓判を押した。

 井上の次戦はスーパーバンタム級転向初戦となる。フルトンはプロ19戦目の2021年1月にWBO王座奪取。同11月にWBC王座を奪い、2団体統一を果たした。息子のジャロンとフルトンは共に米ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。過去にはスパーリングも行っており、同チャンネルではボージー氏がフルトンの指導をする姿も公開されている。

 良く知る同胞選手と井上の試合展開について、ボージー氏は「アウトボクシングで彼(イノウエ)にやりたいことをやらせない」と分析。「イライラさせるんだ。全ての相手に対してそうだが、カギはイライラさせること。普段はできている特定の事をやらせないんだ」と説明していた。

 井上は、体格差があることも承知の上でスーパーバンタム級に転向。1月の会見でも、「自分よりデカい相手への挑戦。ここから先が本当の戦いとなる」と意気込んできた。ただ、米トレーナーは体格の大きなフルトンの勝利を信じて疑わないようだ。

(THE ANSWER編集部)


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