標高1800mフィギュア会場は「肺にガラス刺さる感覚」 息切れ多発、米解説者が選手労い
米コロラド州コロラドスプリングズで開催されたフィギュアスケートの四大陸選手権。標高1800メートルの会場では、息切れする選手も少なくなかった。解説を務める米国の元五輪メダリストは選手のパフォーマンスに「感動した」と労いの言葉をかけるとともに、酸素の薄さを「肺にガラスが刺さったような感覚」などと表現している。
四大陸選手権は米コロラド州で開催
米コロラド州コロラドスプリングズで開催されたフィギュアスケートの四大陸選手権。標高1800メートルの会場では、息切れする選手も少なくなかった。解説を務める米国の元五輪メダリストは選手のパフォーマンスに「感動した」と労いの言葉をかけるとともに、酸素の薄さを「肺にガラスが刺さったような感覚」などと表現している。
今大会ではペアで“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組が優勝。男子シングルでは三浦佳生が17歳8か月の最年少Vを達成した。りくりゅうの2人は演技直後には崩れ落ちるなど、多くの選手が酸素の薄い中で戦い抜いた。
トリノ五輪アイスダンスで銀メダルを獲得し、現在は米放送局「NBC」などで解説を務めているベンジャミン・アゴスト氏は自身のツイッターで「ほぼ全選手がこの高地に耐え、(苦しみながらも)安定したパフォーマンスを見せたことに感激した」と選手を労った。
続けて「この36時間の肺にガラスが刺さったような感覚と血の味のする咳は見逃しておけない。全ての選手におめでとう!」と、標高の高い中での戦いを表現していた。
(THE ANSWER編集部)