那須川天心、名門の帝拳・本田会長が大絶賛「60年以上やってあんな選手見たことない」
キックボクシング界の“神童”那須川天心が9日、東京・後楽園ホールで日本ボクシングコミッション(JBC)のプロテストに合格した。プロ格闘家としての実績を評価され、B級(6回戦以下)で実施。スパーリング、シャドー、筆記試験などを終えた。所属する帝拳ジムの本田明彦会長は「60年以上(プロモーターを)やっていますが、あんな選手は見たことがないです」と大絶賛した。
那須川天心がプロテスト合格、帝拳ジム・本田会長「凄い宝物を預かった」
キックボクシング界の“神童”那須川天心が9日、東京・後楽園ホールで日本ボクシングコミッション(JBC)のプロテストに合格した。プロ格闘家としての実績を評価され、B級(6回戦以下)で実施。スパーリング、シャドー、筆記試験などを終えた。所属する帝拳ジムの本田明彦会長は「60年以上(プロモーターを)やっていますが、あんな選手は見たことがないです」と大絶賛した。
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那須川はヘッドキャップと14オンスのグローブを着け、3月20日に日本バンタム級タイトルマッチを控えている同級1位・南出とスパーを実施。3ラウンドでジャブの差し合いやボディーワークなどキレのある動きを披露した。スピードで相手を翻弄し、クリーンヒットを許さず。潜在能力の高さを見せた。
数々の世界王者や名ボクサーを生んだ名門・帝拳ジムに所属。見守った本田会長は「考えられないくらいの学習能力があります。60年以上(プロモーターを)やっていますが、あんな選手は見たことがないです。スパーだけで1試合分くらい学習する」と潜在能力に太鼓判を押した。
「スパーでもまともにパンチをもらったところを見たことがない。期待している早さより3倍どころじゃなく、10倍くらい早く学習する。凄い宝物を預かったと思います。若い人にも人気。ボクシング界が期待する存在だと思います」
今後はバンタム級かスーパーバンタム級を主戦場とし、4月に6回戦でボクシングデビューする予定。勝てば8回戦を用意するという本田会長は「地道に行きたいけど、今の時代はそうはいかない」とファンなどの期待について語り、「理想は1年以内に日本タイトルにいきたいと思います。成長具合を見ながら相手を探していく」とプランを明かした。
昨年6月の格闘技イベント「THE MATCH 2022」(東京ドーム)でK-1王者・武尊に5-0の判定勝ち。格闘技47戦無敗(キックボクシングは42戦)のままプロボクシングに転向する。
(THE ANSWER編集部)