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MLB登板なし28歳が二刀流挑戦 “100均の大谷翔平”と命名の米記者「批判的意図ない」

米大リーグ・ジャイアンツが6日(日本時間7日)、スプリングトレーニング招待選手リストを発表。マイナーリーガーのロナルド・グズマン選手が「Two-Way Player(二刀流選手)」として登録された。米記者は「ダラーツリー・オオタニ、さあやってやろうぜ」と、二刀流の先輩、エンゼルス・大谷翔平投手に米大手ディスカウントストアの名前をつけて注目した。

ヤンキース時代のロナルド・グズマン【写真:Getty Images】
ヤンキース時代のロナルド・グズマン【写真:Getty Images】

ロナルド・グズマンがスプリングトレーニング招待選手に「Two-Way Player」として登録

 米大リーグ・ジャイアンツが6日(日本時間7日)、スプリングトレーニング招待選手リストを発表。マイナーリーガーのロナルド・グズマン選手が「Two-Way Player(二刀流選手)」として登録された。米記者は「ダラーツリー・オオタニ、さあやってやろうぜ」と、二刀流の先輩、エンゼルス・大谷翔平投手に米大手ディスカウントストアの名前をつけて注目した。

 今回「二刀流選手」としてリストアップされたグズマンは、ドミニカ共和国出身の28歳で左投げ左打ち。MLB公式サイトでは「一塁手」として登録されている。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、まだプロでの投手経験はないというが、速球は最速96マイル(約154.5キロ)に達し、82マイル(約132キロ)のスライダーや84マイル(約135.2キロ)のチェンジアップも投げるという。

 野手としてはメジャーで通算246試合に出場し、打率.225、31本塁打、OPS.712を記録。2018年と2019年は2年連続で2ケタ本塁打を放っているが、昨季はヤンキースで3試合の出場に留まり、今年1月にジャイアンツとマイナー契約を結んでいた。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でジャイアンツ番を務めるグラント・ブリスビー記者は、ジャイアンツが発表した招待選手リストを自身のツイッターに投稿。「ジャイアンツがロースター外招待選手のリストを公開した。そしてああいいぞ、ダラーツリー・オオタニ、さあやってやろうぜ」と添えた。

「ダラー・ツリー」は米国の100円均一ショップに相当する大手ディスカウントストア。“100均の大谷翔平”との表現にもとれるが、続くツイートで「はっきりさせておくと、失礼や批判的な意図はない。ロナルド・グズマンが二刀流選手として発表されることに私は全面的に賛成だ」と補足している。

 大谷の投打に渡る活躍もあり、2020年から新たに設けられた「Two-Way Player」枠。レギュラーシーズンにおいては「投手として20イニング以上登板」「野手として20試合(各試合で最低でも3打席)以上出場」という条件を満たした選手が対象で、現時点では大谷以外にこの基準を満たして二刀流登録となった選手はいない。グズマンはこの狭き門をくぐり抜けることができるだろうか。

(THE ANSWER編集部)

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