「ネッツは八村塁も求めていた」 アービング移籍交渉、米記者が明かした“無茶ぶり”
米プロバスケットボール(NBA)で6日(日本時間7日)、大型トレードが成立した。ネッツのスター選手、カイリー・アービングがマーベリックスに電撃移籍すると、両球団から正式に発表された。八村塁が所属するレイカーズも移籍先の有力候補とされていたが、ネッツのオーナーはレイカーズ行きに反対。他球団と比べてかなりの対価を要求し、その中には“トレード不可”な八村の名前も挙がっていたと米記者が報じている。
ネッツのオーナーはアービングのレイカーズ行きに反対
米プロバスケットボール(NBA)で6日(日本時間7日)、大型トレードが成立した。ネッツのスター選手、カイリー・アービングがマーベリックスに電撃移籍すると、両球団から正式に発表された。八村塁が所属するレイカーズも移籍先の有力候補とされていたが、ネッツのオーナーはレイカーズ行きに反対。他球団と比べてかなりの対価を要求し、その中には“トレード不可”な八村の名前も挙がっていたと米記者が報じている。
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今季、渡邊雄太とともにプレーしてきたアービングは、ネッツとの契約延長の交渉が合意に至らず、トレードをチームに要求したと米メディアに報じられていた。レイカーズやサンズなど複数球団が候補として挙げられていたが、最終的にマーベリックスと話がまとまった。
「ニューヨーク・タイムズ」や「ESPN」などでNBA担当を務めたマーク・スタイン記者は、自身のポッドキャスト番組「ディス・リーグ・アンカット」で交渉の裏側を紹介。関係者の話として、スタイン氏は「ネッツはレイカーズに、他球団と比べてかなりの対価を要求していた」と言及した。
さらに「複数のドラフト指名権、それに加えてオースティン・リーブス、マックス・クリスティーも求めていた。さらに、獲得したばかりだからルイ・ハチムラはこの取引に含めることはできないが、できるのであればネッツはハチムラも求めていたそうだ」と、ネッツが無謀な要求をしていたことを明かした。
その背景として、スタイン氏はネッツのジョセフ・ツァイオーナーがレイカーズ行きに反対していたという関係者談を持ち出した。「彼らがレイカーズに要求していたものを聞けば、この取引の結末が『カイリーがレイカーズに行く』という形になってほしくない、という意見の確かな裏付けになる」と私見を述べた。
ネッツは結局、アービングと共にマーキーフ・モリスをマーベリックスに送り、対価としてペンサー・ディンウィディー、ドリアン・フィニー=スミスの2選手と、2027年、29年のドラフト2巡目指名権、さらに29年のドラフト1巡目指名権を獲得する形で取引をまとめた。
(THE ANSWER編集部)