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27歳元全米女王ゴールドが笑顔の5位発進 米メディアも「心の底から感銘」「鳥肌立った」

フィギュアスケートの全米選手権は26日(日本時間27日)、女子ショートプログラム(SP)が行われ、15歳のイザボー・レヴィトが73.78点で首位発進。一方、27歳になった元全米女王グレイシー・ゴールドもノーミスの演技で今季自己ベスト67.44点で5位につけた。摂食障害などを乗り越え、現役を続けるベテランの好演に「鳥肌が立つSPだった」「心の底から感銘を受けた」と米メディアから喝采が上がった。

全米選手権女子SP、今季自己ベスト67.44点で5位発進となったグレイシー・ゴールド【写真:ロイター】
全米選手権女子SP、今季自己ベスト67.44点で5位発進となったグレイシー・ゴールド【写真:ロイター】

フィギュア全米選手権女子SP

 フィギュアスケートの全米選手権は26日(日本時間27日)、女子ショートプログラム(SP)が行われ、15歳のイザボー・レヴィトが73.78点で首位発進。一方、27歳になった元全米女王グレイシー・ゴールドもノーミスの演技で今季自己ベスト67.44点で5位につけた。摂食障害などを乗り越え、現役を続けるベテランの好演に「鳥肌が立つSPだった」「心の底から感銘を受けた」と米メディアから喝采が上がった。

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 ゴールドは冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループ、3回転フリップを着氷。中盤は表情に笑みを浮かべながら、豊かな表現力で会場を魅了し、終盤の2回転アクセルも決めた。最後はコンビネーションスピンからフィニッシュを決めると、会心の演技に思わずガッツポーズ。会場も総立ちとなってスタンディングオベーションが送られ、温かい空気に包まれた。得点は今季自己ベストの67.44点だった。

 演技を受け、ツイッター上の米メディアの関係者らからは喝采が上がった。米人気コメンテーター、ニック・マクカーベル氏は「鳥肌が立つSPの後、グレイシー・ゴールドにスタンディングオベーション。彼女は喜びに満ちて輝いている……。これ以上の笑顔はない」とつづった。

 名物フィギュア記者ジャッキー・ウォン氏は「プログラムでの健闘に心の底から感銘を受けている。1週間のあまり良くなかった練習の後では特にだ。お見事」と評し、米オハイオ州地元局「WCMH-TV」のレポーターのホイットニー・ハーディング氏は「グレイシー・ゴールドの映画が最高だわ。彼女は喜びとともにスケートしていた」と感激した。

 また、米カリフォルニア州地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」のマリサ・インジェミ記者は「グレイシー・ゴールドとグリーンの色合い。イエス、私はファンです」と身にまとった衣装に魅了された様子だった。

 14年ソチ五輪団体銅メダル獲得に貢献し、全米選手権は14、16年と2度制したゴールド。うつ病、不安障害、摂食障害により、17-18年シーズンを全休したが、翌シーズンに復帰すると、3年ぶりに出場した20年全米選手権で12位、21年13位、22年10位だった。27歳は女子フィギュアではベテランの域に突入するが、復帰後初となる入賞、そして表彰台に期待が集まる。

(THE ANSWER編集部)


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