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米ゴルフで“モンスター”に捕まる不運 直後に訪れた幸運にファン複雑「ゴルフって難しい」

米男子ゴルフのザ・アメリカンエクスプレスは22日(日本時間23日)、米カリフォルニア州ラキンタのPGAウェスト・スタジアムコース(7187ヤード、パー72)で最終日が行われ、ジョン・ラーム(スペイン)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算27アンダーで優勝した。今大会で話題の一つになっていたのが、“モンスター”の異名を持つ巨大バンカー。想定外の経験をした選手をPGA公式ツイッターが紹介すると、海外ファンから「クレイジーなゲーム」「ゴルフって難しい」といった反響が寄せられている。

ザ・アメリカンエクスプレスに出場したキム・ソンヒョン(右)【写真:Getty Images】
ザ・アメリカンエクスプレスに出場したキム・ソンヒョン(右)【写真:Getty Images】

米ツアー、ジ・アメリカンエクスプレス最終日

 米男子ゴルフのザ・アメリカンエクスプレスは22日(日本時間23日)、米カリフォルニア州ラキンタのPGAウェスト・スタジアムコース(7187ヤード、パー72)で最終日が行われ、ジョン・ラーム(スペイン)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算27アンダーで優勝した。今大会で話題の一つになっていたのが、“モンスター”の異名を持つ巨大バンカー。想定外の経験をした選手をPGA公式ツイッターが紹介すると、海外ファンから「クレイジーなゲーム」「ゴルフって難しい」といった反響が寄せられている。

 不運にも程がある。20日に行われた第2ラウンド。キム・ソンヒョン(韓国)は第1ラウンドを2アンダーで回り、ウェスト・スタジアムコースを回ったこの日も4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのイーブンで何とか踏ん張っていた中で、名物ホールの16番パー5を迎えた。その第3打はグリーンに向かって飛んだが、何とピンを直撃。跳ね返ったボールはコロコロと転がり、事もあろうに“モンスター”に吸い込まれていった。

 ボールは斜面の途中に置かれていたレーキに止まったとはいえ、最大高低差5.5メートルにも及ぶ断崖絶壁のようなバンカーは一筋縄ではいかない。キムの第4打は斜面に当たってしまい、ボールはバンカーに逆戻り。結局バンカーからの4打目、このホールの第7打でようやく脱出に成功し、続くパットを沈めてトリプルボギーとなった。

 続く17番パー3のティーショットも左に曲げるミス。グリーン横の岩場に飛んでいった。しかし、岩を直撃したボールは大きく跳ねて、何とグリーンに着弾。カップまで24フィート(約7.3メートル)の位置で止まった。キムはこのパットをしっかり沈めてバーディーとした。

 PGAツアー公式インスタグラムは「あなたがこれまで見た中で、最もクレイジーな2連続のホール」とつづって、動画を公開。海外ファンからは「1つ目のホール『ゴルフなんて嫌い』 2つ目のホール『この競技大好き』」「これはいまだに信じられない」「アウチ…」「これ見るだけで血圧が上がった」「クレイジーなクレイジーなゲーム」「旗に当たって4打も失うなんて哀れな男」「ゴルフって難しい」「主は与え、主は奪う」といったコメントが集まっている。

 キムは予選3ラウンド制の第2ラウンドを終えて通算1アンダーと踏ん張り、第3ラウンドでは68で回ったものの、通算5アンダーでフィニッシュ。カットラインに5打及ばず予選落ちした。

(THE ANSWER編集部)

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