渋野日向子を「こりゃみんな好きになる」 V争った選手の夫への行動が国内外で話題に
2022年も残すところ、あとわずか。女子ゴルフ界では今シーズンも数々の名場面が生まれた。米ツアーに本格参戦した渋野日向子(サントリー)も多くの話題を振りまいた選手の一人。プレーはもちろん、その振る舞いも注目の的に。8月に1打差3位となった全英女子オープン最終日、優勝を争ったアシュリー・ブハイ(南アフリカ)のプレーオフ中、ブハイの夫に身振り手振りでエールを送った様子が大きな反響を集めた。
2022年も話題を振りまいた渋野日向子、プレー以外の振る舞いにもスポットライト
2022年も残すところ、あとわずか。女子ゴルフ界では今シーズンも数々の名場面が生まれた。米ツアーに本格参戦した渋野日向子(サントリー)も多くの話題を振りまいた選手の一人。プレーはもちろん、その振る舞いも注目の的に。8月に1打差3位となった全英女子オープン最終日、優勝を争ったアシュリー・ブハイ(南アフリカ)のプレーオフ中、ブハイの夫に身振り手振りでエールを送った様子が大きな反響を集めた。
米ツアーに本格参戦した今年もシブコはファンの視線を集めた。
8月の全英女子オープン最終日。自身は1打差3位と惜しくも優勝を逃したが、通算10アンダーで並んだブハイとチョン・インジ(韓国)のプレーオフの最中、ブハイの夫を見つけて駆け寄り、抱き合った。背中を何度もポンポンと叩き、ハグが解かれると、今度は満面の笑みを浮かべて両手でサムアップポーズを高速で送った。自分の悔しさより優勝を争ったブハイへのエールを表現した。
この模様を大会公式ツイッターがその様子を「ヒナコ・シブノも私たちと同じくらい興奮」と紹介すると、海外ファンからは「素晴らしい光景」「俺はシブノのことが本当に好きだ」「彼女は世界の宝だ」、日本人からは「シブコの高速サムアップ可愛い」「こういうトコだよ、彼女が素敵なのは」「これはみんなから好かれる訳だ」「世界で愛される渋野日向子」「悔しいはずなのに…こりゃみんな好きになる」などのコメントが相次いだ。
この動画は現在までに37万回が再生されるなど、大きな話題に。こうしたライバル選手への敬意を感じさせる行動はこれまで何度も見られた。優勝を争う同組の選手がパットを決めると「ナイス」と微笑み、逆にパットを外せば、膝を曲げて悔しがる。どんな状況でも、ミスを期待しない。本人は「スポーツマンシップを大事にしていますし、相手のいいプレーには、『自分も頑張らなきゃ』と思わされますから」と、その理由を語る。
10月に樋口久子 三菱電機レディスに参戦した際は第1日が21歳の山下美夢有、19歳の川崎春花とぺアリング。第2日が高2の手塚彩馨、小俣柚葉と同組に。そんな年下の選手たちにも積極的に声をかけ、笑顔を引き出した。川崎が「渋野さんからも話しかけてくださったりして、凄く楽しかったです」と言えば、手塚も「本当に凄すぎる人ですが、笑顔で気さくに話してくれて、回りやすかったですし、ああいう選手になりたいと思いました」と感激させた。
今シーズンは優勝に届かなかったもののの、シブコが女子ゴルフ界の中心の一人だったことは事実だ。
(THE ANSWER編集部)