井上尚弥のドネア撃破を上回る「年間最高KO賞」に海外興奮「美しかった」「冷酷だ」
世界のボクシングで生まれたKO劇の中から海外メディアが今年の年間最高KO賞を選考している中、ツイッター上のファン投票で米国選手の一撃が選ばれた。10月のスーパーミドル級12回戦で、前IBF世界同級王者カレブ・プラントがアンソニー・ディレル(ともに米国)に9回KO勝ち。米メディアが動画を公開すると、米ファンから「美しかった」「冷酷だ」と称賛の声が上がった。惜しくも選外となった井上尚弥(大橋)のノニト・ドネア戦を上回った。
ESPNリングサイドがファン投票募集
世界のボクシングで生まれたKO劇の中から海外メディアが今年の年間最高KO賞を選考している中、ツイッター上のファン投票で米国選手の一撃が選ばれた。10月のスーパーミドル級12回戦で、前IBF世界同級王者カレブ・プラントがアンソニー・ディレル(ともに米国)に9回KO勝ち。米メディアが動画を公開すると、米ファンから「美しかった」「冷酷だ」と称賛の声が上がった。惜しくも選外となった井上尚弥(大橋)のノニト・ドネア戦を上回った。
華麗で、かつ強烈な一発だった。9回、プラントは接近戦から拳を交錯。かがんだ状態から左ボディーを入れ、ガードが空いたところにアッパー気味の左フックをお見舞いした。モロに入ってKO勝ちだ。
米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」はインスタグラムでプラントの豪快KOのほか、リー・ウッドのマイケル・コンラン戦、テレンス・クロフォードのダビッド・アバネシヤン戦、デオンテイ・ワイルダーのロバート・ヘレニウス戦をラインナップ。公式ツイッターでは「2022年ESPNリングサイド・ソーシャルアワードの年間最高KO」として投票を呼び掛けた。米ファンの興奮を蘇らせている。
「プラントのは年間最高KOだったね」
「プラントの事は好きではないが、このパンチはクリーンだった」
「100%プラントだ」
「プラントのKOは美しかった」
「プラントのKOは冷酷だ」
さらに同アカウントは「選外でも優秀だったもの」として、フランク・ゴアのヤヤ・オロルソラ戦、井上のドネア戦を紹介。これにも米ファンから「クロフォードが選出されてるのにイノウエは選外なんて……」「ドネアが」「井上は冷酷だ」とコメントが相次ぎ、再び熱狂しているようだ。
一方、No.1に選ばれた試合の決着直後には、プラントが敗者のそばにゆっくりと歩み寄り、スコップで土をかぶせるような動きを取った。すかさずレフェリーが制止に入ったが、当時は無礼な“埋葬”ジェスチャーとして物議を呼んでいた。今回はツイッター上のファン投票だったが、ESPNはすでにリー・ウッドのマイケル・コンラン戦を年間最高KOに選出している。
(THE ANSWER編集部)