日本が韓国より強いのは「酷くプライド傷つくが…」 韓国人記者が母国サッカー界に危機感
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で16強進出した日本代表について、元韓国代表監督ホ・ジョンム氏が「基礎や技術は今や日本が韓国より進んでいる」などと地元紙のインタビューで語った。取材した記者はこれを受け、韓国サッカーに警鐘を鳴らすコラムを掲載した。
元韓国代表監督をインタビューした記者が警鐘
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で16強進出した日本代表について、元韓国代表監督ホ・ジョンム氏が「基礎や技術は今や日本が韓国より進んでいる」などと地元紙のインタビューで語った。取材した記者はこれを受け、韓国サッカーに警鐘を鳴らすコラムを掲載した。
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ホ・ジョンム氏は「東亜日報」のインタビューで、日本の躍進の理由について育成年代の強化の成功にあると分析。「代表チームはなんとか持ちこたえているが、中高の韓日戦はすでに数十年前からほぼ負けている。日本は随分前からサッカー発展のために長期的な計画を立てて実行している」「基礎や技術は今や、日本が韓国より進んでいる。メンタル向上も今回のW杯のドイツ、スペイン戦で後半に逆転するのを見れば分かる。競り合いになっても全然倒れなかった」などと指摘した。
これを受け、インタビューを行った記者が同紙でコラムを掲載。「日本サッカーが韓国より強いことを我々だけが認めてないなんて…」と題した記事で「私が一番聞いて驚いたのは、ひどくプライドが傷つくので言及したくないが、今や日本サッカーが私たちより強いということだ。サッカー関係者やサッカーに関心が高い人はすでに知っている話だという」とし、取材内容を元に韓国サッカーの課題に触れた。
「現実は私が思ったより遥かに深刻だった。中・高の韓日戦はすでに数十年前からもう負けているという。ホ氏は日本は高校チームだけでも数千だと話した。調べてみると昨年、日本高校サッカー連盟に登録されたチームが3962。大韓サッカー協会資料によると我々は190。日本は高校でのサッカーは義務的に数が増えたのか?」
このように中・高年代の現状を伝えた記者は「私は日本サッカーを学ぼうとしているのではない。日本のサッカーと他のサッカーに何か違いがあるわけではない。世界のサッカーを学び、良くなるために努力しているうちに成長した結果だろう」とし、「日本が長期的な目で世界サッカーに追いつくために努力している間、我々はあまりに短期的な韓日戦の勝敗だけを重視していたのではないかと考えなければならない」と目先の日韓戦に囚われる風潮に苦言を呈した。