井上尚弥はSバンタム級に意欲も…無冠のカシメロに母国嘆き「井上を誘う材料がない」
ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)。13日に東京・有明アリーナでWBO王者だったポールバトラー(英国)と対戦し、11回1分9秒KO勝ちでアジア人初の偉業を達成した。試合後はスーパーバンタム級転向に意欲を示していたが、この動きにフィリピン紙も注目した。かつて対抗王者だった母国のジョンリエル・カシメロについては「リングに誘う材料がない」と現状を嘆いている。
井上はバンタム級4団体統一、転級を見据える
ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)。13日に東京・有明アリーナでWBO王者だったポールバトラー(英国)と対戦し、11回1分9秒KO勝ちでアジア人初の偉業を達成した。試合後はスーパーバンタム級転向に意欲を示していたが、この動きにフィリピン紙も注目した。かつて対抗王者だった母国のジョンリエル・カシメロについては「リングに誘う材料がない」と現状を嘆いている。
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バトラーを倒し、4団体統一の偉業を成し遂げた井上。試合後にスーパーバンタム級への転級を見据える発言もしているが、フィリピン紙「マニラタイムズ」は「(転級なら)日本人スターにとって新たな挑戦」と反応。スーパーバンタム級で現在WBC&WBO王者に君臨しているスティーブン・フルトン(米国)との対戦を予想した。
同紙はフルトンの異名が「クールボーイ」だと紹介。「それは巧みなボクシングスタイルを表現している」としたが、「しかしフルトンはパワーに不足があるので、イノウエとの戦いは苦戦するという意見もある」と井上有利の見方を示した。
また記事では、かつてWBO世界バンタム級王者だったフィリピンのカシメロについても言及。井上を執拗に挑発してきたカシメロがスーパーバンタム級に転向していることに触れ、「しかし、イノウエの注意を惹くためにカシメロは最低でも1つのベルトを獲得する必要がある。ベルト無しのカシメロはイノウエをリングに誘う材料がないのだ」と無冠の現状を嘆いていた。
記事の最後では「イノウエは体重の重い階級に移り、パンチ力が試される」とスーパーバンタム級に転向した場合について展望。それでも「モンスターはそれらの選手を打ちのめすだろう」と期待を寄せていた。
(THE ANSWER編集部)