井上尚弥、海外PFP最新版でさっそく高評価 1位格付けの米CBS「史上最高のピークだ」
ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)。13日に東京・有明アリーナでWBO王者だったポールバトラー(英国)と対戦し、11回1分9秒KO勝ちでアジア人初の偉業を達成した。複数の海外メディアが独自のパウンド・フォー・パウンドを更新し、「これほどまでに『モンスター』のニックネームが似合う男がいるか?」「史上最高ともいえるピーク」などと井上を高評価している。
バトラーに11回KO勝ちで4団体統一王者に
ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)。13日に東京・有明アリーナでWBO王者だったポールバトラー(英国)と対戦し、11回1分9秒KO勝ちでアジア人初の偉業を達成した。複数の海外メディアが独自のパウンド・フォー・パウンドを更新し、「これほどまでに『モンスター』のニックネームが似合う男がいるか?」「史上最高ともいえるピーク」などと井上を高評価している。
PFPとは全17階級あるボクサーの実力を比較し、体重差がなかった場合の最強選手をランキング化したもの。海外メディアが独自に格付けしているが、井上は今年6月、世界で最も権威あるボクシングの米老舗専門誌「ザ・リング」のPFPで日本人初の1位(現在は2位)に輝くなど、各メディアで高評価されていた。
守備を固めたバトラーを11回で倒し、偉業を達成した井上だが、早速PFPで高評価を反映する海外メディアも現れている。1位評価していた米スポーツ専門局「CBSスポーツ」は、最新のランキングでも井上を1位に。「29歳日本のモンスターはキャリアで史上最高ともいえるピークを迎えている」とし、こう続けた。
「この3階級制覇王者は、118ポンド(バンタム級)で守り一線のポール・バトラーを圧倒。この階級で初のベルト4つを保持した。イノウエは122ポンド(スーパーバンタム級)への転向が予想されているが、そこにはエリート級の対戦対手がひしめいている」
また米誌「スポルティングニュース」は、1位のヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)に続く2位で井上の名前を挙げ、「これほどまでにボクシング界で『モンスター』というニックネームが似合う男がいるか? プロ転向から破壊的なパワー、驚異的なハンドスピード、そして模範的なテクニックを備えている」と絶賛した。仮にスーパーバンタム級に転向した場合については「(2団体王者の)スティーブン・フルトンとの試合はこのスポーツで最も魅力的な一戦になるだろう」と注目していた。
(THE ANSWER編集部)