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井上尚弥Sバンタム転級なら…マロニーがVSドネア戦に言及「戦いは夢のよう」「実現したい」

ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)。スーパーバンタム級への転向を視野に入れる中で、その後のバンタム級戦線にも注目が集まっている。元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)と、WBC世界バンタム級1位のジェイソン・マロニー(オーストラリア)に対戦の可能性が浮上していたが、マロニーは「ここ30年で最高の選手と戦えるのは夢のよう」と語っているという。海外メディアが報じた。

ジェイソン・マロニー【写真:Getty Images】
ジェイソン・マロニー【写真:Getty Images】

WBCバンタム級でマロニーが1位、ドネアが2位

 ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)。スーパーバンタム級への転向を視野に入れる中で、その後のバンタム級戦線にも注目が集まっている。元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)と、WBC世界バンタム級1位のジェイソン・マロニー(オーストラリア)に対戦の可能性が浮上していたが、マロニーは「ここ30年で最高の選手と戦えるのは夢のよう」と語っているという。海外メディアが報じた。


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 今月13日にポール・バトラー(英国)を下し、アジア人初の4団体統一を達成した井上。試合後にはスーパーバンタム級への転向にも意欲を示していた。WBCのマウリシオ・スレイマン会長はメキシコ・アカプルコで現地11月6日に行われた総会で、バンタム級の王座が空位になった場合はマロニーとドネアの2人が王座決定戦を行うと明言していた。

 40歳のドネアは過去に井上と2度対戦。2019年のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝では、フルラウンドを戦う死闘の末に判定負け。WBC同級王者として臨んだ今年6月の再戦では、2回TKO負けでベルトを失っていた。戦績は42勝(28KO)7敗。

 31歳のマロニーは2020年、挑戦者として井上とのタイトルマッチに臨んだが、7回に右ストレートを被弾してキャリア初のKO負けを喫した。その後は4戦全勝としている。戦績は25勝(19KO)2敗。

 フィリピンのボクシング専門メディア「フィルボクシング」は、2人について「先日行われたWBCの会議を受けて、ボクシング界屈指の紳士的な2人が2023年の早い時期に対決可能性が出てきた」と報じている。

 現在WBCのバンタム級ランキングでは1位にマロニー、2位にドネアが位置づけられている状態。あくまで井上が王座返上した場合のシナリオとなりそうだが、記事ではマロニーのコメントも紹介。「ここ30年で最高の選手と戦えるのは夢のようです。ドネアはレジェンド。ボクシングというのは相手にダメージを与えるスポーツですが、私は対戦相手に敬意を持っています。特にノニトにはリスペクトしかありません」とドネアへの敬意を語っている。

 さらに「素晴らしい才能を持った偉大なファイターを倒すことはモチベーションとなっています。これは私にとってレガシーになる。それがどんなファイターにとってもゴールであり、ドネアを倒すことでそれを実現したいです」と、対戦についても前向きな姿勢を示しているようだ。

(THE ANSWER編集部)


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