宇野昌磨の演技後「彼を見て!」 GPファイナル名場面にカナダ注目「最後に疲れて…」
イタリア・トリノで行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは男子シングルで宇野昌磨(トヨタ自動車)が合計304.46点を記録し、初優勝を飾った。フリー(FS)演技直後の氷上での振る舞いに、カナダの元選手は「最後には疲れ切ってた」と注目していた。
GPファイナルで初優勝、演技後の仕草に注目
イタリア・トリノで行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは男子シングルで宇野昌磨(トヨタ自動車)が合計304.46点を記録し、初優勝を飾った。フリー(FS)演技直後の氷上での振る舞いに、カナダの元選手は「最後には疲れ切ってた」と注目していた。
宇野はFSでバッハの「G線上のアリア」の調べに乗せ、4種類計5本の4回転ジャンプを組み込んだプログラムを華麗に演じきった。右膝をついてフィニッシュのポーズ。その直後、氷上に座り込んだ。やり切った安堵感か、満足そうな表情を浮かべ、やがて立ち上がると、大きな歓声に応えた。
この場面に注目したのはカナダ公共放送「CBCスポーツ」公式YouTubeチャンネル。世界選手権にも出場したカナダの名手で、同チャンネルの番組ホストを務める元アイスダンス選手アッシャー・ヒル氏は「彼を見て! 演技の最後、疲れ切って座り込んでいました」と脚光を浴びせていた。
ヒル氏は宇野の演技について「他のメダリストと差をつけたのは、比類ないスケーティング技術と、4回転を軽々とプログラムの一素材として織り込めること」と称賛。師事するステファン・ランビエール氏も、同じ会場で行われた2006年のトリノ五輪で銀メダルを獲得していたことを紹介していた。
(THE ANSWER編集部)