井上尚弥が禁断の“後ろ手挑発”を繰り出した理由 米記者分析「これをやった背景は…」
ボクシングのWBAスーパー&IBF&WBC世界バンタム級(53.52キロ以下)3団体統一王者・井上尚弥(大橋)が13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者・ポール・バトラー(英国)との4団体王座統一戦に臨み、11回KO勝ち。アジア人初で世界9人目の4団体王座統一の快挙を達成した。試合中には防戦一方のバトラーに対し、手を後ろで組んで挑発する驚きの行動も披露。米記者は「これをやった理由の背景」に見解を記している。
8回に繰り出した驚きの挑発ポーズに見解
ボクシングのWBAスーパー&IBF&WBC世界バンタム級(53.52キロ以下)3団体統一王者・井上尚弥(大橋)が13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者・ポール・バトラー(英国)との4団体王座統一戦に臨み、11回KO勝ち。アジア人初で世界9人目の4団体王座統一の快挙を達成した。試合中には防戦一方のバトラーに対し、手を後ろで組んで挑発する驚きの行動も披露。米記者は「これをやった理由の背景」に見解を記している。
モンスターがあっと驚かせたのは8回だった。井上は突然、後ろに手を組んで顔を差し出した。完全に“亀”になったバトラーに打ってこいと言わんばかりの挑発行動。これを米興行大手「トップランク」公式ツイッターが「後ろ手だ」と動画付きで紹介するなど、海外ファンも驚かせた。
この場面について、米ボクシング専門誌「ザ・リング」や米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」に寄稿するコーリー・アードマン氏は自身のツイッターで見解を披露。「昨日、私のイノウエについての記事を読んでいれば、彼がこれをやった理由の背景が理解できるだろう」とフォロワーに呼びかけた。
アードマン氏は事前に会見で語っていた井上のコメントを紹介。それは以下のものだった。
「本当にディフェンスに徹底したら、きっと一発ももらわないだろうという自信がある。そこはボクシングだから倒しに行くわけで、その中で被弾は少なからずある。実はディフェンスが一番得意なんだというところを見せたい」
井上といえば、圧倒的な破壊力でこれまでも数々の秒殺劇を繰り広げてきたが、本人が言う通り、ディフェンス能力もずば抜けたものがある。ファンを仰天とさせた“後ろ手挑発”を繰り出した裏に、絶対的な防御への自信と自負があったとアードマン氏は分析しているようだ。
(THE ANSWER編集部)