井上尚弥フィーバー! 米誌が特製ベルト贈呈、切手販売、dTV加入者は過去最高を記録
ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が14日、WBO王者ポール・バトラー(英国)との4団体統一戦から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は東京・有明アリーナで11回1分9秒KO勝ちし、アジア人初、世界9人目の4団体統一を達成。米専門誌が特製ベルトを贈呈し、国内で切手販売が始まるなど熱が冷めないことを喜んだ。
井上尚弥が一夜明け会見
ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が14日、WBO王者ポール・バトラー(英国)との4団体統一戦から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は東京・有明アリーナで11回1分9秒KO勝ちし、アジア人初、世界9人目の4団体統一を達成。米専門誌が特製ベルトを贈呈し、国内で切手販売が始まるなど熱が冷めないことを喜んだ。
井上にプレゼントが待っていた。世界で最も権威のある米ボクシング専門誌「ザ・リング」が、4団体統一を記念して特製ベルトを贈呈するという。「リング誌認定ベルト」はこれまで海外世界王者や井上自身も受け取っていたが、今回は異例の4団体統一バージョンだという。
関係者によると、6月のノニト・ドネア戦時に自宅が空き巣被害に遭い、リング誌認定ベルトを紛失していた。井上が9月に米ロサンゼルス合宿をした際、リング誌関係者に紛失を報告。再び同ベルトを作製すると聞かされていたが、のちに井上の同ベルトが発見された。そのため、今回は4団体統一を記念した異例の特別バージョンになるという。
さらに23日から切手の販売がスタート。マクドネル戦、ロドリゲス戦、ドネア2戦目、バトラー戦と各団体のベルトを奪った試合の写真などが使われる。写真は世界的ボクシングカメラマン・福田直樹氏が撮影したものを使用。名シーンをフレーム切手、プレミアムプレート、豪華な箔押し大型ポストカード、箔押しホルダーに収めたものになり、大谷翔平、大坂なおみ、羽生結弦らに続く切手誕生になるという。
取材に応じた井上は、特製ベルトについて「めっちゃ嬉しいです」と笑顔。これまで多くのベルトを手にし、自宅には「ギリギリスペースがないかも。でも、飾りますよ」と明かした。切手についても「楽しみにしています。だって切手になるんですよ!」とちょっぴり興奮気味。陣営の大橋秀行会長は、試合を中継した「dTV」について「視聴数も目標を達成し、過去最高の加入者だったと聞いています」と明かした。
歴史的偉業を果たしたモンスター。「4団体全KO奪取」「4人の王者から1本ずつ奪取」という世界初の大記録付きでバンタム級完全制覇を成し遂げ、リング外でもフィーバーとなっているようだ。
(THE ANSWER編集部)