井上尚弥のPFPライバルが圧巻KO勝ち 右フックで敵は大の字、米戦慄「背筋が凍るKOだ」
ボクシングのWBO世界ウェルター級タイトルマッチが10日(日本時間11日)、米ネブラスカ州オマハで行われ、王者テレンス・クロフォード(米国)が挑戦者ダビッド・アバネシヤン(ロシア)に6回KO勝ち。無敗をキープした。相手を大の字にした豪快KOシーンに、米メディアは「ダイナミックなコンビネーション」「背筋が凍るKOだ」と戦慄している。
クロフォードが13か月ぶり試合でKO勝ち
ボクシングのWBO世界ウェルター級タイトルマッチが10日(日本時間11日)、米ネブラスカ州オマハで行われ、王者テレンス・クロフォード(米国)が挑戦者ダビッド・アバネシヤン(ロシア)に6回KO勝ち。無敗をキープした。相手を大の字にした豪快KOシーンに、米メディアは「ダイナミックなコンビネーション」「背筋が凍るKOだ」と戦慄している。
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マットに沈めた。昨年11月以来の防衛戦となったクロフォード。決着は6回だった。ガードを固めて密着してくるアバネシヤンを押して距離を取ると、相手の左ストレートに合わせて左アッパーを放つ。直後に放った右フックが顎を打ち抜いた。アバネシヤンは仰向けにキャンバスに打ち付けられると大の字に。レフェリーがすぐさま試合を止めた。
米スポーツ専門局「ESPN」は「クロフォードがアバネシヤンを倒し、ウェルター級のベルトを防衛」との見出しで記事を掲載。「ダイナミックなコンビネーションが、クロフォードがパウンド・フォー・パウンド(PFP)最高のボクサーの一人であることを証明した」と称賛した。
世界で最も権威あるボクシング米専門誌「ザ・リング」も「クロフォードがアバネシヤンを6回KO ウェルター級の王座を防衛」と見出しを打って注目。「左アッパーと右フックのコンビネーションが、アバネシヤンが1分近く起き上がれない背筋が凍るKOを作り出した」と戦慄していた。
35歳のクロフォードはリング誌のPFPで3位に付け、同2位のWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥とボクシング界最高の選手の評価を争うライバル。この勝利で戦績を39勝(30KO)無敗とした。井上は13日、WBO同級王者ポール・バトラー(英国)と4団体王座統一戦を行う。
(THE ANSWER編集部)