五輪王者撃破で柔道GS東京初V 81kg級・小原拳哉「強い年上が多い。そうなりたい」
柔道のグランドスラム(GS)東京大会初日が3日、東京体育館で行われた。男子81キロ級決勝では、小原拳哉(パーク24)がゴールデンスコア方式の延長戦の末、東京五輪金メダルの永瀬貴規(旭化成)に5分16秒の技あり(隅返)で優勝。今大会は来年5月の世界選手権(ドーハ)代表選考会の一つとなっている。
柔道グランドスラム東京
柔道のグランドスラム(GS)東京大会初日が3日、東京体育館で行われた。男子81キロ級決勝では、小原拳哉(パーク24)がゴールデンスコア方式の延長戦の末、東京五輪金メダルの永瀬貴規(旭化成)に5分16秒の技あり(隅返)で優勝。今大会は来年5月の世界選手権(ドーハ)代表選考会の一つとなっている。
五輪王者を退けた。小原は延長の末に技あり。有観客となったスタンドに右拳を突き上げて歓声に応えた。今年の講道館杯も制した28歳は2018年のGS大阪で2位。「柔道のピークは25歳とかだけど、最近は上がってきている。年上で強い人もたくさんいるので、そういう人みたいになりたい」とさらなる成長を誓った。
一方、永瀬は五輪以降、国際大会で満足のいく結果を出せず。これまでも手合わしてきた小原に敗れ、「何度か対戦して知り尽くしているのでやりづらさもあった」と振り返った。金メダリストとして追われる立場だが、「弱いから結果がついてこなかっただけ。周りは関係ない」とキッパリ。「課題が見つかったので、この負けを成長に繋げないといけない。パリ五輪で優勝するために考えていきたい」と連覇だけを見据えた。
(THE ANSWER編集部)