森保監督は「ものすごい戦術家」 松井大輔、“死の組”首位突破に導く名采配に脱帽
コスタリカ戦の敗戦が「重要なことを教えてくれた」
「監督としては“してやったり”の展開でしょう。とにかく前半を1失点以内でしのぎ、後半に交代カードを使ってギアを上げる。ポイントは、後半の立ち上がり10分以内に2ゴールが生まれたことです。前線からプレスを仕掛けて相手を混乱させ、対応される前にゴールネットを揺らす。ドイツ戦に続いてこれだけ采配が的中したのですから、森保監督はものすごい戦術家です。欧州の強豪国に対してこのゲームができれば、みんなに『名将』と叫ばれるでしょうね」
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グループリーグを2勝1敗の首位通過。しかも優勝候補のドイツとスペインを破ってのベスト16進出なのだから、期待値は高まる一方だ。
列島を熱狂の渦に巻き込んでいる日本代表のカタールでの戦いは、どこまで続くのか。松井が言葉に期待を込める。
「ここまでの結果を見たら、日本は立派な強豪国です。FIFAランク上位国の成績でしょう。でも勘違いしてはいけません。日本はチャレンジャーですし、おごりがあってはいけません。コスタリカに負けて気持ちが引き締まった部分もあると思いますし、あの敗戦が重要なことを教えてくれました。
次に対戦するクロアチアも間違いなく格上ですし、簡単なゲームにはならないでしょう。ドイツ戦やスペイン戦のように120%の力で臨み、やれるべきことをやる。日本サッカーに新しい歴史を加えてほしいですし、僕たちも新しい景色が見たいです」
(藤井雅彦 / Masahiko Fujii)