運命のスペイン戦、日本で先発起用すべき選手は誰か 松井大輔「ポイントは三笘薫」
サッカー日本代表は11月27日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でコスタリカ代表に0-1と痛恨の敗戦を喫し、2試合を終えて1勝1敗になった。現地時間12月1日(日本時間2日4時キックオフ)に行われる最終戦にすべてを懸けることになったが、その相手は優勝候補のスペイン代表。初戦でコスタリカに7-0と大勝、第2戦でドイツに1-1と引き分け、グループE首位に立つ強豪を相手に日本はどんな戦いをすればいいのか。2010年南アフリカ大会に出場し、主力としてベスト16進出に貢献した元日本代表MF松井大輔(Y.S.C.C.横浜)に、運命の一戦での勝利のポイントを聞いた。(取材・文=藤井 雅彦)
W杯ベスト16経験者・松井大輔のスペイン戦展望
サッカー日本代表は11月27日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でコスタリカ代表に0-1と痛恨の敗戦を喫し、2試合を終えて1勝1敗になった。現地時間12月1日(日本時間2日4時キックオフ)に行われる最終戦にすべてを懸けることになったが、その相手は優勝候補のスペイン代表。初戦でコスタリカに7-0と大勝、第2戦でドイツに1-1と引き分け、グループE首位に立つ強豪を相手に日本はどんな戦いをすればいいのか。2010年南アフリカ大会に出場し、主力としてベスト16進出に貢献した元日本代表MF松井大輔(Y.S.C.C.横浜)に、運命の一戦での勝利のポイントを聞いた。(取材・文=藤井 雅彦)
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ここまで1勝1敗。コスタリカに手痛い黒星を喫したとはいえ、日本は決勝トーナメント進出の可能性を大いに残している。ベスト8というまだ見ぬ景色を見るためにも、まずはベスト16に駒を進めなければならない。
グループリーグ第3戦のスペイン戦に勝利すれば無条件で、引き分けの場合は他会場の結果次第となる。命運が決まる一戦に臨むにあたって重要なポイントを松井が説く。
「大前提として引き分け以上の結果を求められる試合ですが、引き分けではどうなるか分からない。やはり勝つためにプレーするのが重要で、トーナメント1回戦でスペインと対戦するくらいの気持ちで臨むべきでしょう。コスタリカ戦が低調な内容に終わってしまったことを考えると、ギアを意識的に1段階から2段階上げる必要もあります」
あくまでも目指すのは勝ち点3だ。そのための方法論として、日本は実力上位のスペインに対してどのようなスタンスで臨むべきか。積極的にプレスを仕掛けながらゴールを狙うべきなのか、あるいは守備を重視して前半スコアレスを受け入れる覚悟でもいいのか。松井が試合展開をイメージする。
「前半は0-0でも全く問題ないと思います。ドイツとスペインはスタイルが違いますが、展開としてはドイツ戦のように辛抱する形をイメージするのがいい。もし先制されても、ドイツ戦と同じで絶対に焦らないこと。そのなかでボールを持てる状況では、しっかりポゼッションしてゴールを目指したい。簡単にマイボールを手放してしまう展開が続くと守備の負担が大きくなり、前へ出なければいけない時間帯に苦しくなってしまいます。守備でも前線からのプレスと自陣でのブロックを状況によって使い分けるのが理想です」