米ESPN「主な責任は妙な選手起用があったハジメ・モリヤスにある」

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は27日、E組の日本はコスタリカに0-1で敗れた。米大手スポーツ専門局「ESPN」は「日本が活気と、もしかするとW杯の望みを失ってしまったかもしれないと感じる退屈な内容」とのタイトルで厳しく論評。その中で森保一監督について糾弾している。

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　打たれた枠内シュート1本でコスタリカに屈した日本。記事では試合内容について「日曜日のコスタリカ戦での日本のゲームプランがなんだったのか理解しがたい」と酷評した。その上で「絶望的に切迫感と創造性を欠いていた選手たちにも責任はある。それでも、主な責任は妙な選手起用がいくつかあったハジメ・モリヤスが背負わなければならない」とタクトを振るった森保監督を批判した。

　大金星を挙げたドイツ戦から先発5人を入れ替えたことに言及。「ドウアンをベンチから昇格させたのは、ドイツ戦で途中交代から同点ゴールを決めたことを鑑みれば理解できる」と納得しながら「しかし、ともに代表出場数が少ないウエダとソウマを含めたことは、特にカオル・ミトマやタクマ・アサノ、タクミ・ミナミノらがウィングで待っていることを考えれば合理的に解釈することはより難しい」と疑問を呈した。

　そして、ドイツ戦と同じく3バックに変更し、後半開始から長友佑都に代えて伊藤洋輝を投入した。「再び奇妙なことに、4日前に見事なパフォーマンスを見せたタケヒロ・トミヤスではなく、ヒロキ・イトウが追加のセンターバックとして投入された」と冨安健洋を使わなかったこを指摘。「彼は嘲笑を誘う試みと言ってもいいような、まとまりのないロングパスでしきりにポゼッションを失うだけだった」と伊藤のパフォーマンスを斬り捨てた。

　さらに、攻撃面の起用についても「まず間違いなく日本で最もエキサイティングな選手であるミトマを投入したのはようやく1時間が経ってからであり、彼はすぐにコスタリカに問題を引き起こし始めた」と三笘の投入遅れに言及。「日本にとって残念なことに、彼は孤立無援で戦っていた。彼の周りのあまりに多くの選手が自分自身がすべきことから無気力な状態に陥っていた」と嘆いていた。