西村優菜、3打差5位浮上「メジャーなので勝ちたい」 翌週米ツアー予選会も最終日に全集中
女子ゴルフの今季国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ第3日(6487ヤード、パー72)が26日、宮崎CCで行われた。8位で出た西村優菜(スターツ)が、5バーディー、ボギーなしの67で回って通算10アンダーとし、5位に浮上した。翌週には、米ツアー最終予選会(QS)を控えているが、「メジャーなので勝ちたい気持ちが強い」とキッパリ。明日の最終日までは今大会に全集中し、通算13アンダーで首位を走る山下美夢有(加賀電子)とイ・ミニョン(Q CELLS)追い、競り勝つ意欲を高めている。
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ第3日
女子ゴルフの今季国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ第3日(6487ヤード、パー72)が26日、宮崎CCで行われた。8位で出た西村優菜(スターツ)が、5バーディー、ボギーなしの67で回って通算10アンダーとし、5位に浮上した。翌週には、米ツアー最終予選会(QS)を控えているが、「メジャーなので勝ちたい気持ちが強い」とキッパリ。明日の最終日までは今大会に全集中し、通算13アンダーで首位を走る山下美夢有(加賀電子)とイ・ミニョン(Q CELLS)追い、競り勝つ意欲を高めている。
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西村は、7番パー4から17番パー4までに5バーディーを奪い、最終18番パー4をパーで締めくくった。全てプラン通りだった。
「アウトの前半を耐え、その後に伸ばし、インの最後も耐えると決めていました。それほど大きなピンチもなく切り抜けられたので、18ホールをいい流れでゴルフできたなと思います」
スイングの調整はしてきたが、「この大会は結果にフォーカスする」と決め、プレー中は細かいことは考えず、目の前の一打に集中。翌週の8ラウンド、144ホールに及ぶQSのことも考えないでいるという。「勝って、QSに行きたいか」と問われても、今大会に集中する思いを口にした。
「メジャーなので勝ちたいっていう思いは強いです。ラッキーもありますけど、いい3日間かなと思います」
初日は18位発進だったが、第2日からボギーなしで、8位、5位と順位を上げている。「明日までは大会に集中」と口にしているが、大事なQSを前に迷わずに今大会出場を決めた理由は、「日本には高麗芝のコースもあまりないですし、そういう(普段と)違うシチュエーションでやるのもいいことかな」。つまり、渡米して初めて回るコースにも対応できる力を養う狙いもあってのことだ。
飛距離が出る選手ではないが、小技の巧みさとコースマネジメント力は、ツアー屈指。最終日に向けても、「とにかく焦らずに一個一個、丁寧にできたらいいかなと思います。首位とは離れているけど、このコースなら何が起こるか分からないので」と前を見据えた。勝てば、ツアー7勝目でメジャー2勝目。頭をフル回転し、そこだけを目指す。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)