日本に「0-2」から見せた“心”の強さ デブライネ「信じる気持ちは失わなかった」
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は2日、決勝トーナメント1回戦で日本はベルギーに2-3で逆転負け。初の8強進出はならなかった。2点のリードを追いつかれ、最後は後半アディショナルタイムにカウンターから決勝ゴールを献上した。一方、劇的な大逆転劇を演じたベルギー代表MFケビン・デブライネは「0-2の時でも信じる気持ちは失わなかった」と振り返っている。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
よもやの展開から大逆転劇「チームが目指しているものを表すことできた」
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は2日、決勝トーナメント1回戦で日本はベルギーに2-3で逆転負け。初の8強進出はならなかった。2点のリードを追いつかれ、最後は後半アディショナルタイムにカウンターから決勝ゴールを献上した。一方、劇的な大逆転劇を演じたベルギー代表MFケビン・デブライネは「0-2の時でも信じる気持ちは失わなかった」と振り返っている。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
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“赤い悪魔”が底力を発揮した。圧倒的に攻め込みながら、後半開始早々に立て続けに失点したベルギー。誰もがジャイアントキリングを予感した。しかし、ここからが強かった。後半24分にDFベルトンゲン、同29分にMFフェライニがお返しとばかりに立て続けにゴールを見舞った。あっという間に同点に追いつき、極め付きは超高速カウンターだった。
後半49分、MF本田圭佑が蹴り込んだGKクルトワがキャッチ。MFデブライネにパスを出すと、一気にエンジン全開となった。デブライネはセンターサークル付近まで駆け上がり、右サイドの裏のスペースへ展開。DFムニエが受けると、鋭いクロスをゴール前に入れ、FWルカクがスルーした背後でMFシャドリが左足で蹴り込んだ。
ついに完成させた大逆転劇。歓喜の輪の中でデブライネも感情を爆発させた。最後のカウンターを「9.35秒」と紹介したマルカ紙の記事では、デブライネは「94分に3-2のゴールを決めたことでチームが目指しているものを表すことができた」と振り返り、不屈の闘争心を見せたことを誇っている。
さらに「0-2の時でも信じる気持ちは失わなかった」と語ったというデブライネ。「タレント軍団」と語られる非凡な才能に注目が集まるが、真の強さは強靭な心の強さにあったのかもしれない。
(THE ANSWER編集部)