日本、“悪魔”に見せた“侍”の矜持 ベルギー放送局「地獄の淵から這い上がった」
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は2日、決勝トーナメント1回戦で日本はベルギーに2-3で逆転負け。初の8強進出はならなかった。一時は2点を先行するなど、FIFAランク3位の格上を追い詰めた。肝を冷やしたベルギーメディアも劇的な試合をレポートしている。
大逆転勝ちのベルギーメディアも報道「悪魔は日本との地獄から這い上がった」
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は2日、決勝トーナメント1回戦で日本はベルギーに2-3で逆転負け。初の8強進出はならなかった。一時は2点を先行するなど、FIFAランク3位の格上を追い詰めた。肝を冷やしたベルギーメディアも劇的な試合をレポートしている。
世界にインパクトを与えた日本。何よりも、サムライの脅威を感じていたのは、赤い悪魔の母国だった。ベルギー国営放送「RTBF」は、こう見出しを打って試合をレポートしている。
「悪魔は日本との地獄から這い上がり、準々決勝でブラジルと対戦」
一時は2点のビハインドを追ったベルギー。後半24分のDFヤン・ベルトンゲンのラッキーなヘディングシュートから一気にムードが変わり、3得点で大逆転勝ちを演じた。その戦いは「地獄」ともいうべき内容だったようだ。
前半、日本は防戦一方に攻め込まれながらスコアレスで折り返し、後半3分にカウンターからMF原口元気の右足一閃で先制すると、4分後にはMF乾貴士の無回転ミドルで一時は2-0とリードした。
誰も予想だにしなかった展開。90年イタリア大会の得点王、元イングランド代表FWゲリー・リネカー氏も「日本と当たらなくて良かった」とツイートするほどの衝撃を与えていた。
前評判を覆す活躍を見せたサムライ・ブルー。胸を張るべき4試合、360分の戦いだった。
(THE ANSWER編集部)